コラム

《めてみみ》左右されにくい構造

2025/04/18

 乱高下している。寒暖差の大きかった3月商戦は「週ごとの気温変動で購買意欲が鈍化した」とみるファッションビルもあった。もっとも、中旬以降の気温上昇で薄手の羽織り物やブラウス、ポロシャツなども動き、主要ビルの大半が前...

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《視点》誇るべきもの

2025/04/18

 開幕した大阪・関西万博では国、民族の伝統的技術や素材を活用する展示やユニフォームが多く見られる。それを見るとファッションは自己表現の手段であり、社会的なメッセージを伝える媒体となっているのがわかる。 ファッション...



《めてみみ》服好きはときめきを求める

2025/04/17

 京都に行ったら必ず伺う店がある。古いきものの端切れで小物を作る店で、茶道で使う古帛紗(こぶくさ)などを販売している。素敵な布との出会いもさることながら、布の歴史をよく知る店主の話が聞きたくて通うようになった。 前...



《視点》既成概念を無くす

2025/04/17

 50歳以上をシニアと捉えて、アパレルやヘアなどの美容、フォトをトータル提案する専門店が好評を得ている。年齢を重ねてファッションにはやや関心が薄れていたり、興味がなかったシニア層が素敵に変身するなどして楽しんでいる...



《私のビジネス日記帳》序 福助代表取締役社長 坂本友哉

2025/04/16

 今回私がテーマに選んだのは「私の大義」についてである。それは心から愛する〝衣服〟や〝ファッション〟を通じて、この美しくもはかない地球を未来の世代へ受け継いでいくという使命だ。 言い換えれば、「美」と「表現」と「継...



《めてみみ》〝液状化〟する消費

2025/04/16

 新潮新書の『リキッド消費とは何か』(久保田進彦著)は、サブスクリプション(定額課金)やレンタルを含めた新たな消費の特徴を提示している。一つが、時々で欲しい物が変わるという「短命性」だ。〝フリマアプリ〟の広がりはそ...



《視点》若者のジェンダー意識

2025/04/16

 「ダイバーシティー(多様性)を軽視する企業は今の若者にかなり違和感を与えてしまう」。都内オフィス街にある飲食店で昼時に新入社員らしき男女のグループをよく見かけるようになり、先日取材で聞いた言葉を思い出した。日経B...



《めてみみ》タイへ行く夫婦

2025/04/15

 会社の近所に週1回やってくるフードトラックによく通っていた。一番人気はジャークチキンだ。スパイスに付け込んで焼いた鶏肉をターメリックライスの上にかけた弁当は、ボリュームがあって味が良く、価格も手頃なため人気があっ...



《視点》本質が見抜かれる時

2025/04/15

 パリ協定からの離脱や相互関税など米政権に世界が揺さぶられている。企業は影響を最小限に抑え、成長のシナリオを描けるか。企業は難しいかじ取りを迫られているが、こんな局面こそ、企業あるいは経営者の本質が表れるのではない...



《めてみみ》新人の発掘・育成が不可欠

2025/04/14

 デビューしたばかりの若手デザイナーブランドを取材した際、「卸先はまだない」という話をよく聞く。それ以前の問題として「有力店のバイヤーに展示会の案内を送ってもほとんど来てくれない」のが現状だ。業界関係者とのコネクシ...