コラム

《めてみみ》アジアを揺るがすトランプ関税

2025/04/08

 トランプ関税がアジアのサプライチェーンを揺るがしている。業界識者らは「高関税を課せば米国はおろか世界まで不況入りする。関税はディールの材料であり、文字通り課すとは考えにくい」と想定していた。しかし「タリフマン」(...

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《視点》見る魚ではありません

2025/04/08

 水族館へ行ったら、館内の解説に驚いた。生物名を示す簡素な印刷文字とは別に、魚との思い出や飼育員ならではの秘話などが、手描きのイラストと文章で語られ、水槽の周りを埋めつくしている。例えばツボダイの水槽には、ゆるい絵...



《めてみみ》生涯顧客を獲得するチャンス

2025/04/07

 明日は息子の高校の入学式。春休み中に制服や体操着、教科書などを学校指定の地元の店で買い揃えた。通学用のバッグは指定ではなかったので、近くのショッピングセンターに家族で買いに行った。バッグ売り場に新入学用のリュック...



《めてみみ》駅前の〝マルチタスク〟化

2025/04/04

 ターミナル駅が多機能化している。大阪駅北側に隣接するグラングリーン大阪(GGO)は、その実例の一つ。北館と「うめきた公園」の半分が完成した昨年9月から半年で約1000万人が来場した。北館はホテルやイノベーション活...



《視点》少子化でも

2025/04/04

 SC主力の子供服専門店の間で、通園パンツの価格が年々下がっている。少子化が加速し、生活防衛意識の高まりもあり、パイの奪い合いが一層激しくなっている。 一方、同じ日常使いでも、出費を惜しまないとされている分野がある...



《めてみみ》注目はレトロスタイル

2025/04/03

 25~26年秋冬デザイナーコレクションは、60~70年代調のレトロなスタイルが復活した。色あせたような小花柄のドレスにツイードジャケット、ビンテージショップにあるようなシアリングコート。茶系を基調にした温かみのあ...



《視点》人以外の服需要

2025/04/03

 「人間以外の服を作ることに面白さを感じて積極的に協業してくれている」と、グルーブエックス(東京)が手掛ける家族型ロボット「らぼっと」の新店取材でブランドマネジャーから聞いた。 らぼっとは、服だけでなく眼鏡や蝶ネク...



《私のビジネス日記帳》独立と葛藤 ナオキ・タキザワ・デザイン代表 滝沢直己

2025/04/02

 06年に「イッセイミヤケ」のデザイナーの役割を終え、独立したのは人生の大きな転機でした。99年から始めた「イッセイミヤケ・バイ・ナオキタキザワ」から〝イッセイ〟が取れた時に、自分が社会からどう評価されているのかを...



《めてみみ》思いを継ぐ桜

2025/04/02

 桜の季節を迎えた。希望と不安を胸に社会に踏み出した新入社員から仕事に疲れた中高年まで、優しい色合いは老若男女を問わず安らぎを与えてくれる。話題を集めるのは開花時だが、この日のために1年を通じて桜の維持・保全を続け...



《視点》国産綿作り

2025/04/02

 国内で綿花を栽培して原料から製品まで国産で貫こうという動きが広がっているが、「プリスティン」を展開するアバンティもその一つだ。 同社は国産綿作りを30年前から行っているが、ウクライナ戦争などで綿を自給することの切...