ロイヤルが民事再生法を申請

2025/05/28 17:00 更新


 信用交換所によると、スポーツ用品小売りのロイヤル(名古屋市)が5月27日、民事再生法の適用を申請した。24年8月期は年商113億9300万円。同期末時点で負債総額は93億6800万円。申請代理人は粟澤方智弁護士ほか。

 同社は1972年創業。スポーツ・カジュアルシューズを主体に雑貨、カジュアルウェアなどを扱い、「ゼットクラフト」「ゼットモール」の店名で名古屋中心に主要都市の量販店内で多店舗展開し、97年9月期(その後決算期変更)には売上高178億9600万円を計上していた。

 近年は年商100億円超えで推移していたものの、銀行借入金に頼った余力の乏しい資金繰りが続き、支払い利息が収益を圧迫。24年8月期が前期比20億円の大幅減収となり、資金繰りがひっ迫した状況に追い込まれ今回の事態になった。



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