明日は息子の高校の入学式。春休み中に制服や体操着、教科書などを学校指定の地元の店で買い揃えた。通学用のバッグは指定ではなかったので、近くのショッピングセンターに家族で買いに行った。バッグ売り場に新入学用のリュックが集積されていたので、分かりやすくて選びやすかった。
中学時代から息子はリュックで登校していたが、たくさんの教科書を入れた時の重さには驚いた。塾には参考書をパンパンに詰め込んださらに重いリュックで通っていた。高校で使うリュックはさらに容量の大きいものが必要だろうと、45リットルで耐久性が高いタイプを購入した。
記者が担当している大手紳士服専門店も先月はフレッシャーズ商戦で一番忙しい時期だった。この時期、店頭には新入学の大学生をはじめ、新入社員、新年度に向け買い替えるビジネスマンなど需要が集中する。それぞれのオケージョンに特化した商品と売り場を打ち出すことで、初めてのスーツでも悩まずに購入できる。
それには販売員の存在も大きい。就職活動用を含め人生の節目に着用する服を買う場合、商品の説明だけでなくコーディネートやマナー、手入れ方法まで親身になり相談に乗ってもらえると信頼関係が深まる。フレッシャーズ商戦に全力で臨んだ店こそが、これから長く付き合える生涯顧客の獲得につながるのだろう。