コラム

《視点》二毛作

2024/04/10

 SDGs(持続可能な開発目標)への社会的な関心が高まり、取り組む企業が増えている。他業界だが、先日、家族で利用したビストロ風飲食店では毎日、午後4時から7時に店内で子ども食堂を運営していると聞いて驚いた。 子ども...

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《めてみみ》どんな仕事も

2024/04/09

 ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が16年に母校の早稲田大学で学生と若手経営者を集めて「勉強会」を開いた。参加者の質問に答える対話形式だったのだが、傍聴していて印象に残ったやりとりがある。 ある学生が「25...



《視点》基底

2024/04/09

 個人差がある体感だが、自分は暑さが苦手だ。コートをまったく着ない冬があるほど寒さに鈍感だが夏には大汗をかき、とある稽古事で先生から「あなたの周りに池ができる」と揶揄(やゆ)されたこともある。それだけに長くなった夏...



《めてみみ》捨てられない服の行方

2024/04/08

 服が捨てられず、クローゼットにどんどんたまっていく。今では中学生である息子の部屋のクローゼットまで浸食している。中年太りでサイズが合わなくなり着られなくなった服でも、「ダイエットすれば昔のようにフィットするはず」...



《めてみみ》選ばれるSC

2024/04/05

 SCの23年度業績を本紙で検索すると、過去最高売上高を達成・見込みという施設が12あった。インバウンドの上乗せが大きい大都市部の施設が多いが、地方都市などの郊外型SCもいくつかある。入店客数はコロナ禍前には戻って...



《視点》温度差

2024/04/05

 先日、ファッションビジネス企業を対象にSDGs(持続可能な開発目標)についてのアンケートを行った。SDGsを進める上での課題を聞いたところ、「社内での取り組みへの温度差」が「費用がかかる」と並んで最多となった。 ...



《めてみみ》スタートライン

2024/04/04

 外国人技能実習制度の「特定技能1号」の対象に繊維業の追加が決まった。対象分野である「工業製品製造業」の「追加業種」に入る。要件を満たせば、実習生は最長5年まで日本に在留できる。 労働力不足が深刻化するなか、繊維業...



《視点》多様性の時代

2024/04/04

 世の中の価値観はどんどん変化して複雑になっている。以前は公然と批判されなかったことも、今は批判の的となり、時には炎上することもある。「ダイバーシティー(多様性)の時代」と言いながら、批判される側の価値観をいったん...



《私のビジネス日記帳》工場での学び 菅井隆行

2024/04/03

 岡山市出身で中学、高校は野球漬け。ファッションに興味を持ったのは地元の大学に入ってからです。古着やインポート、ドメブラなど広く楽しんでいましたが、近所だけでは物足りなく、神戸や大阪まで足を伸ばしていました。卒業後...



《めてみみ》色あせない言葉

2024/04/03

 香川県のJR坂出駅から徒歩数分の場所に、四谷シモン人形館がある。四谷氏は人形作家、俳優として活躍し、コシノジュンコさんらとの交流も深い。同地で財を成した鎌田醤油が、かつての迎賓館を改装して作った。入り口で出迎える...