コラム

《めてみみ》〝液状化〟する消費

2025/04/16

 新潮新書の『リキッド消費とは何か』(久保田進彦著)は、サブスクリプション(定額課金)やレンタルを含めた新たな消費の特徴を提示している。一つが、時々で欲しい物が変わるという「短命性」だ。〝フリマアプリ〟の広がりはそ...

もっとみる



《視点》若者のジェンダー意識

2025/04/16

 「ダイバーシティー(多様性)を軽視する企業は今の若者にかなり違和感を与えてしまう」。都内オフィス街にある飲食店で昼時に新入社員らしき男女のグループをよく見かけるようになり、先日取材で聞いた言葉を思い出した。日経B...



《めてみみ》タイへ行く夫婦

2025/04/15

 会社の近所に週1回やってくるフードトラックによく通っていた。一番人気はジャークチキンだ。スパイスに付け込んで焼いた鶏肉をターメリックライスの上にかけた弁当は、ボリュームがあって味が良く、価格も手頃なため人気があっ...



《視点》本質が見抜かれる時

2025/04/15

 パリ協定からの離脱や相互関税など米政権に世界が揺さぶられている。企業は影響を最小限に抑え、成長のシナリオを描けるか。企業は難しいかじ取りを迫られているが、こんな局面こそ、企業あるいは経営者の本質が表れるのではない...



《めてみみ》新人の発掘・育成が不可欠

2025/04/14

 デビューしたばかりの若手デザイナーブランドを取材した際、「卸先はまだない」という話をよく聞く。それ以前の問題として「有力店のバイヤーに展示会の案内を送ってもほとんど来てくれない」のが現状だ。業界関係者とのコネクシ...



《めてみみ》小さき国の財産

2025/04/11

 「まことに小さな国が、開花期をむかえようとしている」。日露戦争を舞台にした司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の書き出しである。欧米から見れば徒手空拳に近い農業国だった日本を、いかに列強に負けない国にしていくのか、とい...



《視点》夢

2025/04/11

 先日訪れた服飾専門学校は今年の新入生が昨年に比べ40%増の見込みだと言っていた。大きなコンテストで先輩が賞を獲ったのがPRになったと学校長は話してくれた。 別の日に取材した縫製工場では、深く取り組んでいる国内コレ...



《めてみみ》火鍋に学ぶエンタメ力

2025/04/10

 休日の昼、観光客でごった返す歌舞伎町で火鍋店に入った。繁華街のビルの中にある300席の巨大な店。11時の開店直後、一番客として入店した。 たまに食べたくなるうま辛の鍋。癖になる味は老若男女を引き付ける。その日は特...



《視点》衣服ロス

2025/04/10

 都心の百貨店や専門店の売り上げをインバウンド需要がけん引している。渋谷の服飾専門学校から、インバウンド増加の影響で、近隣のホテルと新たな協業を行っているという話を聞いた。 爆買いをして荷物が増え過ぎ、持ってきた服...



《私のビジネス日記帳》マネジメントの基盤 ブルーミング中西社長 中西一

2025/04/09

 大学を卒業して大手都市銀行に就職、ちょうどバブル経済が崩壊し不良債権という言葉が毎日紙面を騒がせていた時代でした。銀行にとっても企業にとっても厳しい時代で、大手証券会社が倒産、監督官庁であった大蔵省が解体され金融...