中国の玩具大手ポップマートが手掛けるキャラクター「ラブブ」が人気だ。SNSでは抽選販売で落選したことを嘆く人や、バッグに付けて楽しむ人をよく見かける。キャラクター好きの記者もハマっている。
キャラクターコンテンツといえば「サンリオ」や最近のものでは「ちいかわ」と、日本発のものが海外でも人気だ。ただ、近年は中国から生まれたものの人気も高まっている。少し前までの中国のキャラクターといえば、ややあか抜けないようなものが多い印象があった。ただ、ラブブや日本でも人気の、開けるまで中身が分からない「ブラインドドール」と、従来とは少し異なったものが生まれている。
なぜ変わったのか。それはやはりサンリオのような日本の〝かわいい〟の影響があるのではないか。90年ごろからサンリオは中国や香港、韓国に進出。そのときに日本のキャラクターに触れた現地の子供たちが大人になり、かわいいの概念が少しずつ変わってきたのではないだろうか。その中でキャラクターに関わる仕事に就いた人たちが、新しいかわいいを生み出しているのではと考える。
(果)