コラム

《めてみみ》横並びのVMD

2017/12/15

 「店頭ディスプレーの近くに、提案商品が集積されていない」「商品と比較してプライスカードが大きい」――VMDなどを長年指導してきた方と百貨店の売り場を回り、様々な指摘に同意する点が多々あった。ディスプレーの本来の目...

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《めてみみ》花形産業の明暗

2017/12/14

 ヤマトホールディングスが今年の秋、西日本の物流拠点となる「関西ゲートウェイ」を大阪にオープンした。グループ十数社が結集し、日本最長の連結トレーラーや最新鋭の搬送機などを導入した大型施設だ。人手不足などを背景に物流...



《視点》死ぬ気で作ってる?

2017/12/14

 安易な精神論を振りかざすつもりは毛頭ないが、結局売れるのは「死ぬ気で作っているブランド」なんだと最近つくづく思う。逆に言えば、「これ、死ぬ気で作っているのかな」と思ってしまうような商品はいまだに多い。〝死ぬ気〟と...



【ボイス】フェアファクスの慶伊道彦社長「春夏は黒」

2017/12/13

 「来春夏は黒のネクタイを提案したい。黒のネクタイは『エレガント・ブリティッシュ』のモダンな感じ」と話すのは、フェアファクスコレクティブの慶伊道彦社長。 1980年代のDCブランドブームの頃は黒のネクタイが流行して...



《めてみみ》現場感覚

2017/12/13

 渋谷109などを運営するSHIBUYA109エンタテイメントが社員によるマーケティング活動を始めた。調査会社などに依頼したネットでのアンケートだけでなく、社員が街や施設に出て、中心顧客対象である若い消費者の様々な...



《視点》“小”なれども

2017/12/13

 ある新興アパレルメーカーは、卸し先からの商品の追加発注を全てLINEを通じて受けている。卸し先が品番と数量を記入したり、既存の発注表をそのまま撮影して送信。なかには商品そのものを撮影して「コレ追加求む!」とくるケ...



《めてみみ》着る意味

2017/12/12

 ユナイテッドアローズが11月末、東京・丸の内に「ビューティ&ユース」を出店した。近隣にはドレス系の品揃えが中心の「ユナイテッドアローズ」もすでにあるが、カジュアル主力のビューティ&ユースにとっては...



《視点》逃げ

2017/12/12

 「バイヤーがどう反応するか」。ある量販店向けアパレルメーカーの役員が小声で話した。同社はこの間、接触冷感など機能素材を使った提案が多かった。だが「アパレル企画の原点は機能ではない」と考え、この12月展では色柄、デ...



《視点》高低ミックスの時代

2017/12/08

 ブランドやショップが事業を継続するキーワードは「提案」と「信頼」、さらにこれからは「変化」と「驚き」を出して「共感」と「購買理由」を付けてあげることが大事になっている。 誰もが生活をする上で「安定」を求めたい。事...



《めてみみ》SC内の老舗

2017/12/08

 セール後の〝退店適正時期〟以外にも、改装区画があるSCをよく見かける。3~5年の定期借家契約の満了だけでなく、契約期間が残っていても退店を選択するテナントが増えているのだろう。果たして、同じSCに長期間、出店し続...