コラム

《めてみみ》世界の潮流

2018/10/04

 関西空港から韓国・仁川空港に向かった9月14日のこと。台風で閉鎖されていた第1ターミナルが部分的に再開した、ちょうどその日だった。鉄道が不通のため、関空対岸から臨時巡回バスに乗る。タンカー激突後の修復工事を横目に...

もっとみる



《視点》共感販路

2018/10/04

 クラウドファンディングを活用して、こだわったジーンズが売れている。1万5500円と高額ながら発売当日の販売は23本と好調なスタートを切った。ストレッチ素材を用い、ウエストにインタックを入れシャーリングにしたテーパ...



《めてみみ》地方と大都市の格差

2018/10/03

 三越伊勢丹ホールディングスは伊勢丹相模原店と府中店、新潟三越の閉鎖を決めた。商圏人口の減少や近隣のSCなどとの競合で、売り上げ減に歯止めがかからなかった。同社は3月に伊勢丹松戸店も閉鎖した。 百貨店はインバウンド...



《視点》持続可能な物作り

2018/10/03

 「中国の現地アパレルメーカーの素材発注動向がだんだん日本に似てきた」と、生地輸出を手掛けるテキスタイル企業。現地のEC向けアパレルを中心に、「素材や縫製などの生産コストの抑制や、時期を引き付けた素材発注が強まって...



《めてみみ》ファン作り

2018/10/02

 ビームスは、メンズカジュアルの旗艦店である原宿店をリニューアルした。半期に一度、内装をシーズンテーマに沿って変えてきたが、今秋冬はその手法をがらりと変えた。秋冬に売りたい服ではなく、服を着る人に焦点を当てた。 自...



《視点》生涯親分肌

2018/10/02

 先日お別れの会があった故塙昭彦元イトーヨーカ堂専務。大学時代は応援団長、ヨーカ堂入社後は労働組合の初代委員長、女子バレーボール部の監督と、親分肌の性分を生涯見せつけた。 衣料事業部が初めて減益になったときは丸坊主...



《めてみみ》起業の熱意

2018/10/01

 取材先が入居しているビルの一室を訪ねた。広くてオープンなスペースに多くの人が働いている。大半が20~30代だ。取材先は昨年創業したばかりの若い企業。こんなに人を使っているのかと驚いたが、プレートを見て納得した。「...



《めてみみ》一つの指標

2018/09/28

 19年春夏レディスコレクションが佳境を迎えた。トレンドはピンクやパープル、クリームイエローなど柔らかな淡い色がメインカラーになっている。スポーツの要素やナチュラルなイメージを含んだブランドも多い。スポーツを背景に...



《視点》OEMの構造変化

2018/09/28

 アパレル生産を支えているOEM(相手先ブランドによる生産)。そのOEMの担い手である、専業のOEM企業各社が、「かつてないほどの苦況」にさらされている。 小売店頭が振るわないだけでなく、「何かが変調をきたしている...



《めてみみ》新たな潮流

2018/09/27

 昨年の衣類の輸入浸透率は過去最高の97.6%だった。国内生産量は前年比8.1%減と落ち込み、初めて1億点を割り込んだ。今年も衣料品輸入は1~7月で6%増と拡大し、国内生産はさらに厳しくなっているとみられる。 生き...