「推し活」需要の解像度を高めてみた(ウィゴー PR販促部編集チーム、WE LABO所長 後藤千咲)

2024/06/04 14:00 更新有料会員限定


 「推し活」の市場規模は拡大を続けており、いまやアパレル企業に飲食店、テーマパークまでもが参入している。しかし、一概に「推し活」といってもその対象や熱量は様々で、少し違うだけで「どこでどのような推し活を行うのか」が大きく変わる。実際に、ウィゴーが運営するWE LABOで行ったアンケートをもとにZ世代の推し活事情を探ってみた。

多様化するオタク

 アンケートはWE LABOが運営する七つのキュレーションアカウントで発信し、様々な「界隈(かいわい)」(特定の趣味嗜好(しこう)・属性などに関わる人たちの集まり)からZ世代の約1800人が回答した。

 アンケートではZ世代の9割以上が「推しがいる」と回答した。「推し活」は日常になっている。「あなたの推しは誰ですか?」という設問では、非常に様々なジャンルが挙げられた。

 中でも多かったのは「アイドル・アーティスト」だった。例えば、ランキング上位にメンバーの多くがランクインした「すとぷり」は、中高生を中心に大人気のアイドルグループだが、その他にも大手男性アイドル事務所所属のアーティストや、K-POPアイドル、地下アイドルなど挙げればきりがない。アイドル以外にも多数のジャンルから名が挙げられている。

 我々は彼女たちを大きく「二次元オタク」と「三次元オタク」に分類し、それぞれの推し活カルチャーに適した情報発信・収集を行っている。なぜなら、ジャンルによって推し活の方法や傾向に大きな違いがあるからだ。

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