コラム

《めてみみ》「人」という文字

2018/01/22

 「人」という漢字は、しっかり足を開いて一人で立っている姿だと教わった。だから人は一人でも人らしく生きなければと思っていた。それが近頃では、人と人が支え合っている形だと語られるようになった。人は一人では生きていけな...

もっとみる



《めてみみ》米国と英国と

2018/01/19

 18~19年秋冬メンズコレクションはミラノまでの日程を終え、パリへと舞台を移した。これまでのところトレンドは、アメリカンカルチャーを背景にしたラインの広がり、タータンチェックの復活などが挙げられる。 ウェスタンシ...



《視点》リュックの成長

2018/01/19

 11年3月11日の東日本大震災以降、バッグ市場に大きな変化が起こった。リュック・デイパック型カジュアルバッグが売れた。震災時、手提げバッグを使っていた高校生は教科書の入った重いスクールバッグを持ち、長い距離を徒歩...



《めてみみ》超強力な追い風

2018/01/18

 昨年、日本を訪れた外国人客は2869万人。前年比19.3%増と大きく伸びた。中国、韓国、台湾、香港など近隣国・地域が全体の4分の3を占め、東南アジア、欧米豪が続く。主要20市場全てで過去最高人数を更新し、まさに特...



《視点》本厚木と海老名

2018/01/18

 本紙では月に約2回の頻度で「地域流通」のページを掲載している。ある特定地域に焦点を当て、ファッションビジネスの商環境を取材・報道するものだ。先日、このページの取材で神奈川県の本厚木と海老名を訪れた。 入社4年目の...



《めてみみ》春節まで1カ月

2018/01/17

 上海市内も春節(中華圏の旧正月)前の飾りつけが始まった。事業所の入るビルでも、飾りがクリスマスから春節へと変わった。ジェトロ(日本貿易振興機構)が昨年12月に公表した「中国の消費者の日本製品等意識調査」によると、...



《視点》デザインの相続性

2018/01/17

 社会・環境に配慮しなければ、製品を作れず、流通もできず、消費すらされない――。「エコ」や「人権」をビジネスに取り込むのはもうからないとは言っていられなくなる時代が到来しつつある。地球温暖化対策を定めたパリ協定に、...



《視点》変化を受け入れる

2018/01/16

 世の中が大きく変わっていくとき、人びとの心は不安にさらされる。産業革命によって機械化が進展した1800年代初頭の英国はまさにそうだった。【関連記事】【新年特別企画】ファッションビジネス革命前夜 繊維産業を中心に、...



《めてみみ》街の顔

2018/01/16

 百貨店は都心店でインバウンド(訪日外国人)や高額品の需要で業績が上向いている。一方で、地方・郊外店は〝特需〟の恩恵が乏しく、減収に歯止めがかからない。そんな中、地域密着で街の顔となった地方百貨店がある。 東京都心...



《めてみみ》採用難がつきつける課題

2018/01/15

 ユニーは今年、25年ぶりに本社を名古屋に戻す。 同社が名古屋を離れたのは93年。経営の立て直しを託され、子会社社長から抜擢(ばってき)された家田美智雄社長(当時)は徹底的なコスト削減を推し進めた。その象徴が本社だ...