豪雨、台風、地震。この間、日本列島各地で災害が立て続きに起きている。被災された方々にお見舞いを申し上げたい。
これだけ災害が続くのは尋常ではないが、「年に何回か起こりうると思っておかないといけない」と、しまむらの北島常好社長。2000店余りを全国展開しているだけに、何かが起きれば、被災する店舗が出る。「従業員に死者が出ていないのは運」というが、「想定外ではなく、準備しておかないといけない」という備えが効いているのだろう。継続的に対応マニュアルを整備してきたという。
11年3月の東日本大震災は甚大な被害をもたらしたが、災害時の対応への意識を変え、その備えを進めるようになっている。天災は防ぐことはできないが、備えが被害を最小限にとどめたり、早急な復旧につながっている。
イオンではBCM(事業継続マネジメント)プロジェクトとして確立、初動が早まり、台風などでは予報の段階で営業時間を判断するなど事前の対応も進んでいる。
ファッション関連商品の販売は天候に左右されるのは避けられないが、暑い寒いどころではない事態への対応も欠かせなくなっている。
(光)