《めてみみ》あいさつにスランプなし

2026/03/19 06:24 更新NEW!


 「おはようございます!」通勤時、駅前から元気な声が聞こえてくる。議員の〝駅立ち〟にしては声が若い。駅に急ぐ人たちに「おはようございます」と書いた手製の垂れ幕を持った小学生たちが声を張り上げていた。大人たちは戸惑いながらも小さな声で「おはよう」と返す。声の大きさだと、どちらが大人で、どちらが子供かわからない。小学生から「もっと元気を出して」とエールを送られているよう。活気にあふれ、みんな笑顔でいい雰囲気だった。

 近くの小学3年生だという。授業の一環で、「町や人のためにできること」を考えた結果、そのクラスは「あいさつ運動で町や人を元気にする」と決めた。

 取材先を訪れた際、社員にあいさつされるのとされないのでは印象が大きく異なる。新興企業のフランクなあいさつも嫌いではない。社風を知る一つのバロメーターにしている。

 記者も若い頃、あいさつをほめられたことがある。しかしベテランになり、どうもないがしろにしていたようだ。先輩から「あいさつにスランプはない」と言われたことを思い出す。調べるとタレントの松村邦洋さんの言葉のようだ。「仕事の出来、不出来はあっても、あいさつは(やろうと思えば)誰でもできる」と実践しているそう。今春、社会人デビューする人も多いはず。あいさつは相互理解の第一歩だ。



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