コラム

《視点》国境を越えて競う時代

2018/05/16

 カンボジアでシャツと雑貨のオリジナルブランド「スイジョー」を立ち上げた浅野佑介さん。品質は次第に安定し、店舗は四つにまで増え、顧客もついてきた。今でも納期の心配は絶えないが、「5年後、10年後かもしれないけど、カ...

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《視点》図書館に学ぶ

2018/05/15

 数年ぶりに図書館を訪れ、その便利さと合理性に改めて感心させられた。自動貸出機に自分のカードをかざし、借りたい本を台の上に重ねて点数を入力すると、センサーがまとめて読み取り、タイトルを表示してくれる。 承認すれば手...



《めてみみ》問われる美意識

2018/05/15

 大手百貨店はICT(情報通信技術)を活用した業務改革に着手中だ。三越伊勢丹ホールディングスは20年度までに200億円以上を投資し、ECなど新規デジタル事業を拡大する。高島屋もコスト削減のほか、販促・マーケティング...



《めてみみ》AIに対抗するには

2018/05/14

 知り合いが「グーグルホーム」を購入した。「OKグーグル」と呼びかけると、今日の天気やニュース、知りたいことを教えてくれるし、テレビをつけたり、朝、起こしてくれる。あまりの便利さに「OKグーグル」が口ぐせになり、寝...



《めてみみ》諸刃の剣

2018/05/11

 「メットガラ」とは、毎年5月に開かれるニューヨークのメトロポリタン美術館(MET)のガラパーティーのことだ。展覧会のオープニング・イベントとして、各界のセレブを招いて行われる。ニューヨークで最も重要なソーシャル・...



《視点》学生の確保

2018/05/11

 いくつかの4年制大学でファッションビジネス産業の基本講義を担当している。ファッションやブランドは身近に感じているが、業界の構造や課題を考えたことはない。そんな学生のみなさんにも産業に関心を持ってもらうことは、大事...



《めてみみ》それなりの商品

2018/05/10

 「無印良品」「ユニクロ」が堅調だ。主力商品を「買いやすい」価格に抑え、客数が増えている。注目すべきは正価販売を重視し、値引きを抑えている点。かといって正価で押し通し、売れ残りを増やすのではない。動きが悪ければ値下...



《視点》おもてなし

2018/05/10

 「おもてなし」という言葉が引っかかる。テレビなどでは、「訪日外国人が日本のサービスに感激した」といったエピソードが紹介されるが、日本には的外れなもてなしが浸透しているのでは、と思うことがある。 京都に本社を置く大...



《視点》好きであればこそ

2018/05/09

 好調企業・ブランドを見て共通するのは、そこで働いている人が、商品・サービスの提供者である前に、その分野の熱心な愛好者であることだ。 例えば、アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」では、トレイルランニング大会「...



《めてみみ》物作りに向き合う

2018/05/09

 中国・杭州の中国美術学院を訪れた。広大な敷地には林や池、そして水郷のような地域があったりと自然に富んだ恵まれた環境だった。それぞれ校舎は設計した建築家が異なり個性的な建物が並んでいた。日本の著名な建築家の設計によ...