コラム

《めてみみ》量から質へ

2019/05/29

 中国上場素材メーカーの18年12月期決算をみると、大手に収益が集中しているのが分かる。例えばポリエステルを原料から一貫生産する栄盛石化は売上高914億元、営業利益26億元で営業利益率が2.8%となっている。400...

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《視点》資本の論理

2019/05/29

 「会社は誰のものか」。日本の上場企業としては珍しい〝敵対的〟に発展した伊藤忠商事によるデサントへのTOB(株式公開買い付け)では改めて「資本の論理」を見せつけられた。あまり聞いたことがないような企業間の非難合戦で...



《めてみみ》岐路に立つ

2019/05/28

 百貨店のECが岐路に立たされている。これまで全てのカテゴリーで、やみくもにアイテムを広げてきたが、専業大手と同じ土俵で競争するのは難しくなった。店頭を起点としたECの在り方が改めて問われている。 百貨店の今後の成...



《視点》嗅覚を研ぎ澄ます

2019/05/28

 「ネットで便利に物が買えるようになった代わりに、手触りや臭いを感じることが買い物から排除されてしまった」と懸念するのは、あるレイングッズメーカーの社長。「キャンプがはやっているのは、常に効率を求める時代観の一方で...



《めてみみ》夏の出口に

2019/05/27

 いきなり連日の30度超えで体が重い。長い連休で崩れた生活のリズムが戻らぬまま、暑さに体が慣れていないようだ。まだほんの夏の入り口なのに。 消費税率の引き上げまで5カ月を切った。予定通りなら10月1日に、軽減税率が...



《めてみみ》ファーフリー宣言

2019/05/24

 ついに「プラダ」までもが、との思いを持った。動物愛護団体から激しい抗議を受けてきたプラダグループのファーフリー宣言である。20年春夏レディスコレクションを皮切りに、自社デザインや新製品に動物の毛皮を使わないと発表...



《視点》〝正義〟がなければ

2019/05/24

 「経営トップは〝正義〟がないといけない」と言うのは、社員約80人を抱えるリージョナルチェーンの40代オーナー。「当社の店長クラスで自分より若くて、商売の才覚に優れた人材はいる。彼らは聡明(そうめい)なので利益を合...



《めてみみ》ペットボトルの水洗い

2019/05/23

 環境に配慮した素材へのニーズが高まってきた。「アパレル、小売業からの問い合わせが急増している」。帝人フロンティアは20年春夏向け総合展で、ペットボトルをリサイクルしたポリエステル繊維「エコペット」で作った衣料品を...



《視点》サイズ別ハンガー

2019/05/23

 あるメディアのインタビュー記事をみた縫製業の経営者は「笑っちゃう」と冷ややかな目で話した。インタビューでは有名ブランドのデザイナーが「生産者に感謝したい」と語っていた。しかし、その経営者によるとそのブランド、「難...



《めてみみ》貿易摩擦のゆくえ

2019/05/22

 米中の貿易摩擦が激しさを増してきた。米国が、昨秋に実施した第3弾の製品の税率を10%から25%に引き上げた直後に中国が600億ドルの製品の関税を引き上げた。さらに米国は第4弾のリストを公表した。このリストの中には...