《めてみみ》来店の手段

2020/01/20 06:23 更新


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低速走行でコンパクトなボディは徒歩や自転車でも移動が難しい地域での利用が期待できる

 速くしようとすれば車は流線形に近づくが、その必要がなければ車の形状に制約はない。19年の東京モーターショーにも出展したローランド・ベルガーと協業チームが制作した「バトラーカー」は、優雅さの際立つデザイン。時速10キロほどの低速走行が前提だ。

 移動の手段を持たない交通弱者が社会的な問題になっている。必要なものを買いに行けず、困難な暮らしを余儀なくされる。ドローンによる宅配も現実味を帯びてきたとはいえ、そうした手段では買い物はできても買い物に行くことはできない。高齢者の外出は、認知症予防や寝たきり予防に効果があるとされ、買い物に行くことは必要なものを調達する以上の意味がある。

 岐阜市の商業施設、カラフルタウン岐阜では「カラタン未来ラボ」を設け、企業や研究機関と連携し、先端技術の実証実験を行っている。新型モビリティー(移動体)も研究ターゲットの一つ。バトラーカーを未来ラボで紹介し、敷地内を試乗走行したのも、新しいモビリティーとして改善につなげたいとの思いからだ。遠隔操作が可能なコンパクトなボディーは、様々な利用シーンが考えられる。

 よりオンデマンドな乗合バスや自動運転のレベル3段階の実用化も始まった。来店の動機付けに加え、手段の提供も近未来の商業施設のテーマになろうとしている。


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