コラム

《めてみみ》京のいけず

2020/02/07

 京都・山科に毘沙門堂というお寺がある。創建は789年だから、かなりの歴史だ。皇族が門主を務める門跡寺院となり、その後も徳川将軍家の庇護を受けて繁栄した。大きな観光地から離れていることもあり、桜や紅葉の時期を除けば...

もっとみる



《視点》服と星の関係

2020/02/07

 「ちょっとスピリチュアルな話なのですが」。毎月定点取材しているあるレディスショップの店長がこう切り出した。「アウターを買われるお客様の多くが『断捨離しなきゃと、勢いで服を捨ててしまって、気づいたら着るアウターがな...



《めてみみ》働き方改革

2020/02/06

 「悪いけど、他の店に行って」。夜7時ごろ、SC内の飲食店の店主が常連客の入店を次々と断っていた。ホールスタッフが体調不良で急に休んだため、人手が足りなくなったからだ。店の入り口には「本日は従業員が少ないため、ご注...



《視点》未知と既知のミックス

2020/02/06

 デジタル関連セミナーを聴講する機会が多いからだろう、最近は〝既聴感〟ある話も多くなった。そんな中で、マーケティングツールを提供するレプロが開いたセミナーで、「顧客との密着度を深めるブランドマーケティング」がテーマ...



《めてみみ》時間のデザイン

2020/02/05

 20~21年秋冬パリ・メンズコレクション期間中、プレゼンテーションで新作を披露する日本のメンズブランドがさらに増えた。初めてプレゼンテーションをしたのは、LVMHヤングファッションデザイナープライズを受賞して世界...



《視点》キャンペーン

2020/02/05

 JR名古屋高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」はバレンタイン催事で売り上げ日本一を続けている。知り合いに聞くと、コツコツと毎月お金をためて、期間中に50万円を購入するつわものもいるとか。耳を疑ったが、フロアの混雑...



《めてみみ》再びセールを考える

2020/02/04

 年末になると、年明けのインタビュー記事のためにセレクトショップや大手SPA(製造小売業)のトップに取材する。1年を振り返って商売に与えた影響が大きかったことは何か聞くのだが、昨年末は断トツに「温暖化」への言及が多...



《視点》変われるか

2020/02/04

 重衣料商戦は振るわなかった。年末年始から既に値下げが始まっている。近年は特にこの苦しいサイクルからなかなか抜け出せない。あるインポーターによると、人気の高額ダウンブランドもこの冬は売れ残っているそうで、「バイヤー...



《めてみみ》風邪の広がり

2020/02/03

 人混みでのマスクが当たり前の光景になった。訪日外国人だけでなく、この1週間でマスクを着用する日本人が随分増えた。電車や店の中、イベント会場など、マスクをしていない自分は、他人にウイルスをまき散らす配慮のない人と思...



《めてみみ》脚光を浴びるもの

2020/01/31

 今月行われた20~21年秋冬欧州メンズコレクションや20年春夏オートクチュールで、話題となったのはやっぱりサステイナブル(持続可能な)という言葉だ。とりわけ、この分野で先頭を走るロンドンではそんな提案が目立った。...