近年、新聞社が音声配信コンテンツを活用し、厳選したニュースを無料で提供するサービスを実施している。通勤や家事、ランニングなど、すきま時間に利用できる「ながら聞き」が可能なため、利便性が高く、何度も聞き直すことができる。
記者も利用する一人で、音声配信プラットフォームの「ボイシー」で流れる経済やスポーツニュースなどを通勤中や休憩中に聞くことは多い。
動画と違い、スマートフォンの画面に釘付けにならないため、ストレスも少ない。ボイシーには視覚障害者向けに「音で読めるファッション雑誌」というファッションやインテリアなどのトレンドを紹介するチャンネルもある。
米国では多くの人が利用しているが、日本でも今後普及し、市場も拡大していくと予想されている。現在ユーチューブやティックトックなどで動画マーケティングを行っている企業が、今後音声メディアにも裾野を広げていくことも考えられる。
若者のラジオ離れが加速し、ネットでの動画配信を楽しむ層が多い中、ネットでの配信という形で音声が再び脚光を浴びている。
(悠)