《視点》地元の花屋
2020/07/09
「地元の方はやはりすごいですね」とは、広域型SCの営業担当者。改装に伴って地域の花屋を導入したそうだが、来店客を引き付ける「イベントをたくさんやってくれる」という。 その背景にあるのは地元の習慣を熟知していること...
「毎日、日本にいる子供とオンラインで朝食をとっています」「ただ一人の日本人であるため生産管理の現場から離れられず、初めての子供の出産に立ち会えませんでした」「父親が急逝したため現地企業を辞めて帰国します」。中国は...
外出自粛明け、梅雨の晴れ間となると、人の行く場所に出かけたくなるのは人のさが。かくいう私も6月中旬、東京・練馬区としまえんの名物のあじさい鑑賞を名目に、久しぶりに遠出した。 移動手段は、電車やバスの密環境を避け、...
百貨店の郊外店の閉鎖が相次いでいる。19年9月の伊勢丹相模原店、同府中店に続き、20年8月に高島屋港南台店が閉店する。人口減や顧客の高齢化など地域商圏の縮小均衡が、撤退に至った共通要因。郊外店の苦境を脱する道筋は...
母方の祖母は80歳を過ぎた今でも現役の商売人だ。岩手県の北部、海と山々に囲まれた三陸の小さな村でもう半世紀ほど、商店を切り盛りしている。現役とはいえ、だいぶ足腰が弱り、叔母と二人三脚というところだろうか。 店は村...
ダーウィンの進化論を誤用した言い回しで憲法改正の必要性を訴えたとして、日本人間行動進化学会が6月末、自由民主党に対する批判声明を出したことで、認識を改めることができた。「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者...
夏至から11日目を日本の雑節で「半夏生」(はんげしょう)と呼ぶ。今年は7月1日にあたり、農作業の暦ではこの日までに田植えを終えておくことが良いとされてきた。半夏生を迎えると、まもなく梅雨明けと言われるが、今年の場...
コロナ禍で在宅時間が増えたことによってにぎわっているマーケットもある。ハンドメイド品を売買するオンラインサイトでは、おうち時間を豊かに暮らそうとする人たちが素材やデザインにこだわって作られた品々を購入している。 ...
とんだ返還記念日になった。香港の話だ。23年前、97年の7月1日、香港が英国から中国に返還された。その時約束された、香港に高度な自治や司法の独立などを認める「一国二制度」が骨抜きにされようとしている。 中国・全国...
「やる気がないのを認める」。アパレルや商社の人材育成制度の取材時、ある担当者の興味深かったコメントだ。 その会社は人材育成における評価基準が整備されていて、全職種の給与がその基準に連動する。皆が自己研鑽(けんさん...