コラム

《めてみみ》ウェブでできない仕事

2020/04/22

 在宅勤務などが増え、ウェブを活用した商談や会議など、慣れない仕事に悪戦苦闘している方々も多いと思う。システムを整えることはできても、会話はどこかぎこちなく、対面時の半分もコミュニケーションできていない気がする。何...

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《視点》国産のブランド価値

2020/04/22

 靴とファッションのECサイトを運営するロコンドが、浅草の婦人靴卸、サン・トロぺの過半数の株式を取得することになった。目的の一つは、国産のハイヒール「セヴントゥエルブサーティ」の高いブランド価値だ。「うまく掛け算す...



《めてみみ》その先を見据えて

2020/04/21

 4月第2週の段階で、セレクトショップが全店の5~7割、ユニクロは800を超える店の4分の1程度、無印良品は400強ある店の半分が休業となった。首都圏や関西での店舗が軒並み沈黙することのマイナス影響は大きい。 7都...



《めてみみ》布マスク生産の担い手

2020/04/20

 定期的に取材してきた東北のファクトリーブランドから布マスクが届いた。日頃からお世話になっている卸先などに感謝の気持ちを込めて送っているとのこと。マスク不足が続く中、記者も非常に助かり、愛用させてもらっている。 東...



《めてみみ》卸業の今

2020/04/17

 「遅れていた商品がようやく入ってきたので、予約をもらっている小売店への配送が続いている」。婦人服の卸専業の従業員が話してくれた。休業要請が出された翌日。大阪の繊維関連の中小卸商が集まる館を見て回った。一般小売り併...



《めてみみ》アフターコロナ

2020/04/16

 新型コロナウイルス感染を巡って、終息後の消費とライフスタイルの変化についての議論がファッションビジネス業界で盛んになってきた。 一つは外出自粛が、どう影響するかという点だ。多くの消費者が外出自粛によって、「仲間と...



《めてみみ》和三盆と手袋と

2020/04/15

 香川県を代表する産品の一つが和三盆。塩、綿花と並んで讃岐三白と称された。和三盆の歴史は、江戸時代に8代将軍吉宗が国産を奨励したことが始まり。当時は白砂糖の大半が長崎を経由したオランダや中国からの輸入品に占められて...



《めてみみ》トップダウン

2020/04/14

 7都府県に緊急事態宣言が出された。ファッション業界でも、百貨店やSC、専門店などが臨時休業に入った。小売業以外でも従業員の勤務体制をテレワークに切り替える動きが広がっている。 気は進まないが、そういう状況でも、新...



《視点》日本市場の透明性

2020/04/14

 欧米を中心に海外では、サステイナビリティー(持続可能性)やエシカル(倫理的)な要素のなかでも、特にサプライチェーンなどの透明性を企業に強く求めるようになっている。発露の仕方が違うだけで、日本の消費者も、企業に透明...



《視点》会いたい人

2020/04/10

 本紙「軌跡」欄でファミリア70年の歴史を振り返った。書ききれなかったエピソードを紹介したい。岡崎忠彦現社長は会いたい人には自ら会いに行く人だ。異業種であっても、面識がなくても関係なし。テレビで見ただけで電話帳から...