コラム

《視点》バリアを壊す

2020/11/20

 取材で、車いす生活者の視点でバリアフリー推進のために活動する加藤健一さんの話を聞く機会があった。 21歳で筋ジストロフィーになってから車いす生活が始まり、「街に出ると段差や階段が多く、大多数の人には当たり前なのに...

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《めてみみ》攻めと守り

2020/11/19

 商社のファッションアパレルOEM(相手先ブランドによる生産)事業が厳しい。コロナ禍でアパレル店舗が休業、その後もファッション消費の回復は鈍く、4~9月の各社の衣料品OEM事業は前年同期比で20%前後の減収だった。...



《視点》コロナで進歩

2020/11/19

 ミセスや働く女性を対象にするブランドの社長が「コロナのおかげで進歩した」と話していた。来春からのスタートで活動的なカットソーアイテムの新ラインを出し、展示会に来られないバイヤー向けに商品紹介の動画を作って商談、様...



《めてみみ》出展の意義

2020/11/18

 第3回「中国国際輸入博覧会」が終わった。今年はコロナ禍のため昨年とは様相が違った。出展企業は中国に拠点をもつ日欧米の著名企業が圧倒的に多かった。世界500強企業の80%近くが出展し、展示レベルが向上したと主催者側...



《視点》虎とAI

2020/11/18

 「セ・リーグの優勝は阪神タイガース」。今シーズンのプロ野球ペナントレースをAI(人工知能)はそう予想していた。 昨シーズン(19年)のタイガースの防御率はセ・パ両リーグで最少と投手力の充実が数字に表れていた。プロ...



《めてみみ》一抹の寂しさ

2020/11/17

 百貨店の21年初売りは異例の静けさとなりそうだ。福袋は年内に前倒ししたり、ネットで事前予約を受け付ける店舗が相次いでいる。例年、初売りは福袋やセール品を買い求める客で開店前に長い行列ができるが、新型コロナウイルス...



《視点》〝今〟の需要

2020/11/17

 今秋冬商戦は以前にも増して実需購入が強まっているようだ。今年は少し先の寒くなったときに着られるものが売れなくなっている。今着ると少し暑く感じられるものは売れないとの指摘だ。ウールコートがなかなか売れないのはその反...



《めてみみ》美と健康の勢い

2020/11/16

 家庭用美顔器の製造・販売で急成長するアーティスティック&シーオー(岐阜県羽島市)の創業社長、近藤英樹氏の本紙インタビュー記事(10月30日付)には驚いた。08年創業で今やグループ年商は300億円。〝美〟へのニーズ...



《めてみみ》コラボレーション

2020/11/13

 新製品のリリースを読んでいると、近頃はコラボレーション(協業)商品の発売が目立つ。デザイナーブランド同士の商品開発やデザイナーブランドとスポーツブランドとの商品開発など、内容は様々だ。 デザイナーとスポーツブラン...



《視点》黒衣が前に出る時代

2020/11/13

 この間、消費者とのコミュニケーションのあり方を考えさせられる取材が続いた。一つは、年率50%増で成長するゴルフウェアブランド。インスタグラムの公式アカウントにブランドのディレクターが積極的に登場し、ライブ配信で遠...