連載

《アジアのハブへ・ベトナムの現在地③》環境配慮の商材にフォーカス

2023/06/27

 ベトナム繊維産業は、欧米市場の低迷の影響を受けて各段階の生産稼働率が大きく落ち込んでいる。ベトナムでポリエステルとナイロンを生産する台湾系合繊メーカー、フォルモサ・ケミカルズ・アンド・ファイバー(FCFC)は今年...

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【軌跡】《7日間納期で攻める新生ビッグヴィジョン㊤》服地卸がオーダースーツ事業を継承

2023/06/26

 コロナ禍でスーツ離れが加速し既製スーツの売り上げが激減する半面、オーダーメイドスーツの成長性に期待する企業は多い。新規参入も増え、競合は激化している。製品在庫を持たず、顧客のパーソナルなニーズに対応しカスタマイズ...



《機械が変えるファッションビジネス⑤》工程間つなぎ、自動化に貢献

2023/06/26

 自動化プロセスの進んだ例として注目されたのがプリントTシャツの一貫装置だ。イスラエルのコーニットは、前処理・プリント・乾燥一貫の大型量産機「アポロ」を開発し、実機展示した。【関連記事】《機械が変えるファッションビ...



《機械が変えるファッションビジネス④》新興国でも省人化ニーズ

2023/06/23

 省人・省エネ化をうたった機械はあらゆる分野で注目された。以前なら、先進国で関心を集めたテーマで、新興国でも人件費上昇が著しいベトナムなどで関心が高まっていた。しかし今回、大勢が来場したインド、パキスタン、バングラ...



《アジアのハブへ・ベトナムの現在地②》ビナテックスと連携深化 素材調達の利便性など優位性を生かす

2023/06/23

 伊藤忠テキスタイル・プロミネント・アジア(IPA)はベトナム内需の市場拡大に向けて「ビナテックスをはじめとする現地パートナーとの協働を推進する」(森田洋IPAマネージングディレクター兼プロミネント・ベトナムゼネラ...



《アジアのハブへ・ベトナムの現在地➀》欧米市場に翻弄されるも底堅く

2023/06/22

 ベトナムの繊維・ファッション産業は、昨年のコロナ禍後の国内外におけるリベンジ消費の盛り上がりで、輸出や内需で活況を呈するも、その後の欧米市場低迷のあおりを受けて、急速に冷え込む激しい動きとなっている。その一方で、...



《機械が変えるファッションビジネス③》オンデマンドの糸染めに注目

2023/06/22

 プリント関連の目新しい技術では、紙転写による顔料プリントが出された。蘭コールデンホーフの特殊転写紙「テックスコル」を使用したもので、紙全体にバインダーがコーティングされ、熱・圧力をかけて生地に柄を写し取る。素材が...



《アップデート・新縫製工場⑩》マルチョウ  新たな成長のカタチを追求

2023/06/21

 カットソー製品OEM(相手先ブランドによる生産)のマルチョウ(東京)は、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)事業の拡大のために立ち上げた自社ブランド「グッドピープル/グッドステッチング/グッドプロダクト」が想...



《変化を捉える 24年春夏ファッションテキスタイル㊦》見えにくい価値をどう伝えるか

2023/06/21

 コロナの終息ムードは、コロナ前の「普通の日常」の過ごし方を人々が思い出し、考え直すきっかけにもなった。長い自粛を経て、意識がアップデートされた「普通の日常」を快適に過ごすための機能性素材に注目が集まっている。商品...



《機械が変えるファッションビジネス②》生産スピード競争から転換

2023/06/21

 インクジェットプリントでは、水を使わないサステイナブル(持続可能)なプロセスとして昇華転写も目立った。生地と比べてプリントが容易な紙に絵柄を描き、これを生地に重ねて熱で写し取る技術だ。【関連記事】《機械が変えるフ...