素材・製造・商社

23年の繊維品輸出 2年連続で減少 円安も70億ドルを下回る

2024/02/28

 円安下でありながら、繊維品の輸出が伸び悩んでいる。日本繊維輸出組合によると23年の繊維品の輸出は、前年と比べて3.6%減の68億9754万ドルで70億ドルを割り込んだ。2年連続の減少だ。70億ドルを割り込むのはコ...

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帝人グループ繊維・製品事業 安定的に利益100億円へ センシングを第3の柱に

2024/02/27

 帝人フロンティア中核の帝人グループ繊維・製品事業の収益力が高まっている。通期(24年3月期)の営業利益は前期(97億円)を上回る120億円を見込む。平田恭成帝人グループ常務執行役員繊維・製品事業本部長兼帝人フロン...



《アップデート進む国内ヤーン㊤》求められる環境配慮と汎用性の両立

2024/02/27

 国内ヤーンを一堂に集めた「第21回ジャパン・ヤーンフェア」(JY)。国内ヤーンは、国産の生地や製品の差別化に欠かせない存在となっている。世界的に広がってきた環境配慮やサステイナブル(持続可能な)に対応するほか、新...



《25年春夏欧州素材見本市から㊦》輸出拡大に挑む日系企業

2024/02/22

 コロナ禍を経て、再び多くの日本企業が出展した欧州生地見本市。ミラノウニカ(MU)には37社が、プルミエール・ヴィジョンパリには46社が出展した。【関連記事】《25年春夏欧州素材見本市から㊥》サステイナブルの実装へ...



ファーマフーズ 卵殻膜由来の繊維でアパレル向け開拓へ

2024/02/22

 機能性食品素材の開発・販売を手掛けるファーマフーズ(京都市)は、卵殻膜を再利用した繊維「オボヴェール」が、24年秋冬ニューヨーク・ファッションウィーク(NYFW)で発表されたコレクションに採用された。 オボヴェー...



新内外綿 天然原料糸の開発進む オーガニックコットン素材は販売開始

2024/02/22

 シキボウグループの新内外綿が、天然原料を使った新商品を二つ発表した。一つはオーガニックコットン(OC)の「エーゲ海オーガニック」。もう一つはパイナップルの葉の繊維を用いた「パイナップルヤーン」だ。エーゲ海オーガニ...



トーア紡コーポレーション 衣料事業が伸び中計を早期達成 今期は新規事業も貢献

2024/02/22

 トーア紡コーポレーションは、24年12月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を達成する見通しだ。(小堀真嗣)【関連記事】《トップインタビュー2024》トーア紡コーポレーション社長 長井渡氏 衣料はコスト抑え利益...



《25年春夏欧州素材見本市から㊥》サステイナブルの実装へ

2024/02/21

 サステイナブル(持続可能な)素材や生産が当たり前になる中で、それを保証するトレーサビリティー(履歴管理)に関するサービスや、認証への関心が更に高まってきた。デッドストックの活用、リードタイムの削減や輸送による二酸...



帝人フロンティア、「ソロテックス」が好調 24年度目標は売上高130億円

2024/02/21

 帝人フロンティアのPTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維「ソロテックス」が好調だ。コロナで落ち込んだものの、今期の売上高は前年同期比10%増の115億円、24年度は130億円近くを見込む。製品供給が広がり顧...



専門商社の4~12月連結決算 暖冬響くも堅調維持 繊維事業が引っ張り利益貢献

2024/02/20

 専門商社の4~12月連結業績は、上期までと比べて勢いが落ちているものの堅調を維持している。繊維事業の貢献が大きい。事業の見直しや価格の改定、経費削減などを進め、利益が伸びている。勢いの鈍化は、暖冬によるアウター需...