コラム

《めてみみ》上海の話題点描

2021/03/31

 先週末から上海での話題は「ワクチン接種」になった。全住民対象で、我々のような外国籍も申請できるため、話のネタになるのは当然。「打つの?」と笑って中国人同僚が聞いてくる。週明け、全ての人に早く行き渡らせるためだろう...

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《視点》協業

2021/03/31

 協業企画がますます増えている。特にファッションは消費が低迷していることもあって協業は需要喚起の有力策として目が向けられている。協業も多種多様で、ブランド同士やキャラクターと組んだり、作家やアーティスト、イラストレ...



《めてみみ》第5の天然繊維

2021/03/30

 サステイナブル(持続可能な)はファッションビズネスで欠かせない理念となった。ある合同展で、バナナの茎を繊維として利用したアパレル製品と出合った。ブースを出展したのは、三井物産アイ・ファッション、ソトー、吉田染工、...



《視点》ガレージブランド

2021/03/30

 〝密を避けたレジャー〟として人気となっているキャンプ。キャンプ用品を扱うアウトドアショップを取材していると、平日の昼間でも次々と車で立ち寄る客が来て、買っていく人が少なくない。大体30~40代の男性が多いだろうか...



《めてみみ》風をつかまえた少年

2021/03/29

 自分が食べる野菜の一部でも栽培しようと、猫の額を耕した。新型コロナウイルスの影響で思いがけない生活の変化が我が身にも起きた。しかしシシトウの種からは芽も出ず、残された望みはジャガイモ。農家なら立ちどころに生計が危...



《めてみみ》ファンタジー

2021/03/26

 都内では桜が満開を迎えつつある。待ちわびた春の訪れとともに、本格的な展示会シーズンが始まった。 デザイナーコレクションに見る秋冬トレンドでは、官能的でロマンティックなスタイルが浮上している。春夏の「健康的でポジテ...



《視点》特別感

2021/03/26

 最近化粧品の取材が増えている。人によっては服より手軽な価格で日々の気合を入れられるアイテムであり、最近では男女問わず使えるという魅力も大きい。 「デパコス」と呼ばれる主に百貨店で購入する化粧品や「ドラコス」と呼ば...



《めてみみ》利は川下にあり

2021/03/25

 「利は川下にあり」。伊藤忠商事は「利益の源泉は川上から川下にシフトしている」としてマーケットインによる事業改革を進める。岡藤正広会長CEO(最高経営責任者)は、「伊藤忠は生活消費が看板。他商社と比べて消費者との接...



《視点》手形の恐怖

2021/03/25

 政府は26年をめどに、約束手形を廃止する方針を決めた。売り掛けの証書とも言える手形は、受け取った際には現金化まで待たされ(もしくは割り引かれ)、支払いに使えば決済日までに資金を用立てする必要がある。手形のおかげで...



《めてみみ》ラストワンマイル

2021/03/24

 「上海は何でも手に入る」と言われたため、スーツケース大小二つで渡ってきたが、長期生活するには服が少なすぎた。パンデミック(世界的な大流行)の最中でもゴルフバッグやスーツケース五つを機内に持ち込んでいた人には驚いた...