【記者の目】コロナ禍のレディス専門店の役割 実店舗の意義が改めて問われる
2020/12/12
都心商業施設を中心としたレディス専門店では、「GoToトラベル」に10月1日から東京が加わったこともあり、客足が徐々に戻ってきている。一方で消費意欲は十分に回復したとは言い切れず、依然として苦しい状況が続く。そう...
繊維・ファッション業界の現場を取材する記者による解説企画。日々の取材に基づく事実と知見をもとに、そこから見えてきた課題や兆しにフォーカスし、独自の分析や提言を行います。表層的なニュースでは捉えきれない産業構造や動向を読み解き、業界の明日を考えるためのヒントや、ビジネス判断の一助になることを目指します。
2020/12/12
都心商業施設を中心としたレディス専門店では、「GoToトラベル」に10月1日から東京が加わったこともあり、客足が徐々に戻ってきている。一方で消費意欲は十分に回復したとは言い切れず、依然として苦しい状況が続く。そう...
コロナ禍のなかで繊維・ファッション業界のデジタル化が加速し、商社OEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)は〝DX(デジタルトランスフォーメーション)元年〟の様相を呈している。アパレル業界が抱える供給過多、...
「地方・郊外百貨店(以下、地方百貨店)は売り上げ、客数とも厳しい」は定説だ。店舗閉鎖が続いており、百貨店の空白県も出始めた。ただ、コロナ下の百貨店売上高の増減率をみると、都心部の百貨店と地方百貨店で逆転現象が起き...
4~5月、専門店各社の売り上げは大きく落ち込み、店舗営業が再開した6月以降、売り上げの回復度合いに差が出ている。新型コロナウイルスの感染者数の増加ペースには地域差があり、店舗が都心に集中する中間価格以上の商品を売...
コロナ禍を経て、地方のバイヤーは東京に、日本のバイヤーは海外に行くことができなくなった。そこで大きく変化したのは、展示会の開催方法だ。6月以降、各地で開催されているデザイナーブランドの21年春夏展示会は、アポイン...
【記者の目】コロナで需要高まるキャンプ 自然指向、さらに加速 単価上昇、市場に力強さ 多くの企業が新型コロナウイルスの影響を受ける中、キャンプ用品業界だけ様相が異なる。緊急事態宣言に伴い4、5月に大半の店舗が閉まっ...
GMS(総合小売業)大手によるポストGMSを探る動きが続いている。新設、改装で新たなフォーマットの実験を始めたもので、衣食住を揃えるといった従来のあり方から変えることも含めて、今後を見据える。数多くの老朽化した店...
新型コロナウイルス感染症が世界を一変させた。国内外の繊維、アパレル企業が苦しんでおり、商社の繊維事業は踏ん張りどころを迎えている。顧客の大半が苦戦し〝困り事〟が増えている今こそ出番だ。日本を含め世界の多くの国が感...
メンズの売り上げ規模の大きいカジュアルチェーン専門店でアウトドアテイストのウェア、関連雑貨の提案を強める動きが目立っている。近年のアウドドアブランドの流行に応じた試みだ。最近は新型コロナウイルスの影響で、自宅や近...
専門店向けレディスアパレルは6月から、コロナ禍で中止や縮小していた展示会が通常通りに戻りつつある。この間、メーカーはオンライン展示会やカタログ配布、インスタライブなど、試行錯誤しながらも新しい展示会や商品アピール...