シップス社長 原裕章さん “最高の普通”を届け続ける

2025/01/31 14:00 更新有料会員限定


原裕章さん

 75年創業のシップスは、日本独自の小売り業態として進化を遂げたセレクトショップの草分け的存在だ。上野アメ横の1坪半(約5平方メートル)の小さな店からスタートし、ビームス、ユナイテッドアローズとともに「御三家」の一角を成す高感度な専門店として市場に根付き、25年に50周年を迎える。創業者としてこれまで同社を率いてきた三浦義哲現会長に代わって24年5月に就任した原裕章社長は、これからも「良い商品を良い接客で届けることに注力し、最高の普通を届け続けたい」と話す。今後、どのような考えで事業運営をしていくのか、聞いた。

気候変動への対応さらに

 ――今期(25年2月期)の業績推移は。

 上期(24年3~8月)は微増収増益で折り返しました。主力の「シップス」はメンズ、ウィメンズともに横ばいだったのですが、ファミリー向け業態の「シップス・エニィ」が伸びました。今期は全体に夏セールの開始を遅らせ、8月以降の夏物商品の投入量も増やしました。

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