【ニューヨーク=杉本佳子通信員】スワロフスキーファンデーションが、若手支援プログラム「クリエイティブ・フォー・アワ・フューチャー」の第2年度参加者を募集している。本年度は6人が選抜される予定で、8月8日までプログラムのウェブサイトからオンラインで応募できる。
同プログラムは昨年、国連の協力を得て始めた。人と環境を大切にすることを基盤とし、環境保護、人のエンパワーメント、文化の保護と発達に焦点を当てている。
昨年は75カ国から400件の応募を得た。その中から選ばれた9人が支援金を受け取り、メンターセッションやマスタークラスなど、8カ月に及ぶカスタマイズされたコースに参加。小泉智さんやフィリップ・リムさんを含む28人のクリエイティブリーダーたち、大企業のトップや各分野のアイコン的存在のリーダーたちと1対1のセッションを受けたり、メジャーなコンファレンスに出席する機会を得たりした。
昨年は多摩美術大学卒業後ウィーン大学でファッションを専攻していた日本人の松橋修三さんが選ばれ、日本の伝統や民芸技術をヨーロッパの伝統や文化と組み合わせた「金継ぎニット」を含む「リクラフト」コレクションを制作し、洋服を補修することの大切さを伝えた。