いよいよ2018年もカウントダウンへと突入し、勝手ながらのセレクションでご一緒した「CINEMATIC JOURNEY」も、最終便となりました!
そこで今回は様々な視点で巡る、思い出に残るマイベストシネマをご一緒に。
まずは「CINEMATIC JOURNEY」的ヴィジュアル系マイベスト!
編集チーム内女子からの人気も高かった映像美が魅力の『君の名前で僕を呼んで』 (拍手!)
≫≫https://senken.co.jp/posts/husami79
ファッション的視点からの紹介も考えた『ファントム・スレッド』。
本作をもって俳優業と別れを告げた名優ダニエル・デイ=ルイスの代表作『眺めのいい部屋』の監督でもある巨匠ジェームズ・アイヴォリーが、自らの監督作品以外で初めて脚本を手掛けた本作。
1928年アメリカ、バークレー生まれの氏とチームを組んだのは、1971年、イタリア、シチリア州パレルモ生まれの監督ルカ・グァダニーノ。
主人公を演じるのは彼ら同様、映画初主演となる若手イタリア人俳優ティモシー・シャラメと、昨今注目のアメリカ人俳優アーミー・ハマー。
1983年の夏、北イタリアの避暑地を舞台に繰り広げられる甘美で切ないラブストーリーもまた巨匠アイヴォリーらしいタッチだ。
『君の名前で僕を呼んで』 Blu-ray&DVD
好評発売中(レンタルはTSUTAYAだけ)
©Frenesy , La Cinefacture
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ セル販売元:ハピネット
続いては「CINEMATIC JOURNEY」的ファッションデザイナー系マイベスト!
12月18日付けの繊研新聞でもご紹介した『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』(拍手!)
≫≫https://senken.co.jp/posts/cinema-and-mode-181218
昨今公開になる同様のドキュメンタリー映画を振り返った時、「男性デザイナーばかりのような?」と思っていた矢先に、遂に女王が登場!
という訳で本作はそんな期待を裏切らない内容で、グッと観る者のハートつかんでくれる内容だ。
かつてミラノのメンズコレクションの期間中、ラジオ番組用に独占インタビューを行ったことがある。とても真摯な返答と語り口が懐かしくよみがえる。
と同時に、どんな時も真っすぐに前を向き突き進む威風堂々とした中にも、優雅さを併せ持つスタイルこそがヴィヴィアン流なのだと実感した。
12月28日(金)より 角川シネマ有楽町、新宿バルト9他全国ロードショー
©Dogwoof
「CINEMATIC JOURNEY 2018 ベストシネマあれこれ」。
フィナーレを飾るのは、ミュージック&ヒューマン系マイベスト!
言うまでもなく満場一致ではないかと思われるのが『ボヘミアン・ラプソディ』(拍手!)
≫≫https://senken.co.jp/posts/husami-89
「クイーン」リアル体験世代の私としては世代を超越し、「胸アツ」シネマとして社会現象化していることに、逆「胸アツ」気分に浸っている。
高校時代、毎年開催されていた校内合唱祭にて、なんと我クラスではサビの一部に日本語が使用されていることで有名な彼らの名曲「手をとりあって- Teo Torriatte (Let Us Cling Together)」にチャレンジ♪
結果は見事「ブービー賞」という笑い話のような経験も、今となっては懐かしい限り。
さて、続々と舞い込む右肩上がりの興行収入のレポート!
現在は国内の音楽・ミュージカル映画としては歴代2位をマークしているそう(トップは124億円の『美女と野獣』)。
ちなみに前述の楽曲の作詞・作曲を担当したメンバーのブライアン・メイがご自身のインスタで、日本特製「ボヘミアン・ラプソディ」法被を着用し、日本のファンに向けて熱いメッセージを発信☺
全国ロードショー中
©2018 Twentieth Century Fox
配給:20世紀フォックス映画
今年もみなさまそれぞれに、思い出に残る出会いがあったのではないかなぁと思う「CINEMATIC JOURNEY」。
さて皆さんの「2018 マイベストシネマ」とは?
それでは2019年もひきつづき、cinemaの旅をご一緒くださいませ!
うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中