入門・クラウドファンディング① 資金調達の選択肢

2017/12/28 17:00 更新


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 近年、「クラウドファンディング」を活用して事業の立ち上げや成長を加速させている企業が増加しており、新たな事業開発や資金調達、マーケティングの手法として注目を浴びています。

 筆者はこれまで、10年以上にわたり様々な企業の新規事業開発やイノベーション創出に携わってきました。最近では、その市場の急激な伸びとともに急速に知名度が高まりつつあるクラウドファンディングを活用し、従来よりもリスクを抑えたアプローチで事業や商品の開発を行いたいというニーズが増加しています。

 これに対し、自社で運営するクラウドファンディングサイトの提供も含め大企業から中小・ベンチャー企業まで幅広くご支援した経験から、クラウドファンディングの概要や活用メリットに加え、市場概況や成長の背景、今後の展望、また実際に活用した企業の事例を踏まえて実践的な活用に向けた提言などもさせていただきます。


 そもそも、クラウドファンディングとは何か?

 一般的には、「不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語」と定義されており、何らかの事業や活動、プロジェクトなどを実施する際の資金や財源を、事前にインターネットを介して不特定多数の方から小口で資金提供や協力を得ること全般を指しています。

 つまり、資金を募る側は、銀行から借り入れる、もしくは外部の投資家やベンチャーキャピタルなどから出資を受けるといった、従来の資金調達とは異なる形で資金を集めることができるため、新たな資金調達の選択肢として、その重要性と今後の成長に期待が集まっています。

 もともとは海外で生まれたクラウドファンディングですが、国内で広がりを見せ始めたのは、11年の東日本大震災からの復興活動やプロジェクトを実施するために、様々な団体や個人がその活動資金を募る機運が高まったことが一つのきっかけとも言われています。

 それに伴い、活動に対して資金を募りたい人と、活動内容に共感し、資金を提供して支援したい人をマッチングするプラットフォームの必要性が高まり、多数のクラウドファンディングサイトが立ち上がりました。今では、国内だけで100以上のクラウドファンディングサイトが存在すると言われています。

 次回は、いくつかの分類に分かれるクラウドファンディングの詳細と、それぞれの特徴について、ご紹介させていただきます。

(北嶋貴朗・Relic代表取締役CEO)

きたじま・たかあき 大企業から中小・ベンチャー企業まで延べ100社以上の新規事業開発やオープンイノベーション、マーケティング/営業を支援。自社で運営する複数のクラウドファンディングサイトや、マーケティングオートメーション/CRM/SFAサービスも展開



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