バレンシアガは7月、オートクチュールコレクションを再開する。
創設者のクリストバル・バレンシアガは1917年スペインでバレンシアガを創設。37年からパリのジョルジュサンクを拠点に活動し、オートクチュールの師とされてきた。その創設者がメゾンを閉じてから52年を経て、現アーティスティックディレクターのデムナ・ヴァザリアによるオートクチュールでそのルーツに立ち返る。
ヴァザリアは「オートクチュールはこのメゾンの礎です。クチュールを復活させることは、クリエイティブで夢のような任務です。私にとってクチュールは未開のモードであり、イノベーションのプラットフォーム。ドレスメイキングにおける新たな領域の可能性を提示するだけでなく、バレンシアガのモダンなビジョンをそのオリジンへと戻します」と語った。
セドリック・シャルビプレジデント兼CEO(最高経営責任者)は、「このプロジェクトはヴァザリアのクリエイティブビジョンにおける成功と、過去数年の優れた成果によってなし得たこと」とし、専門チームを作り、当時のサロンを再現したアトリエを設立する。場所はジョルジュサンク通り10番。
