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綿花を取り巻く人権問題 厳しく問われる販売責任

2021/05/11

 自分たちの商品の正体と、サプライチェーンの実態把握の重要性が増してきた。作り手にとっても、売り手にとってもだ。新疆ウイグル自治区の綿に関わる人権問題が昨年から話題に上っているように、商品が作られる過程で自然環境や...

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4月のファッション小売り商況 回復基調に急ブレーキ 宣言地域での休業響く

2021/05/10

 4月のファッション小売り商況は、前年同月に最初の緊急事態宣言で全国的に店舗休業が相次いだ反動で、百貨店、専門店ともに既存店売上高は大きく伸びた。中旬までは春夏物が一定動いたが、最終週に3度目の緊急事態宣言が発出さ...



「ダブレット」流サステイナブル㊤ 〝もったいない〟を産地とともに

2021/05/07

 21~22年秋冬デザイナーコレクションで、サステイナブル(持続可能)な物作りを見せたデザイナーが増えた。それほどサステイナブルを強調してこなかったブランドも、コロナ禍を経て自然との共生を意識してか、環境に配慮した...



ファッション小売り、再びの店舗休業 4都府県限定も影響大

2021/04/30

 3度目の緊急事態宣言が4都府県に出され、ファッション小売りが再び店舗の臨時休業と時短営業を強いられた。昨年4月より休業店舗は少ないが、各社の商売に占めるボリュームは大きい。都心で集客増と売り上げの伸びが見込める大...



寧波阪急 開業3週間、売り上げ好調 中国も「体験型」に手応え

2021/04/28

 【上海支局】4月8日に開業した寧波阪急(運営は寧波阪急商業)が集客、売り上げともに想定を上回る滑り出しとなった。有名ラグジュアリーブランドから浙江省初・寧波初ブランドを多数集めただけでなく、「体験型デパートメント...



アダストリア 中国「ニコアンド」拡大 上海旗艦店、大幅伸び

2021/04/27

 【上海支局】アダストリアの中国「ニコアンド」事業が伸びている。上海・淮海中路の旗艦店が絶好調で、来店客は週に2万5000人。売り上げの8割がアパレルで、現地企画・仕入れが2割に達し、ヒットアイテムは1店で数万枚で...



商社の繊維事業 新しい商材・販路・物作り 全てが変わる、全てを変える 誰に、何を、どう売るか

2021/04/26

 商社の繊維事業が待ったなしの変革を迫られている。コロナ禍でファッション・アパレル向けが一段と落ち込んだためだ。徐々に盛り返していたが緊急事態宣言で再び落ち込む見通し。今後、国内市場が拡大するという楽観論は聞かれな...



大手ECモール インフルエンサー起用、DtoC活発

2021/04/23

 大手ECモールが、インフルエンサーを起用したDtoC(メーカー直販)事業を強化中だ。他モールとの差別化や新規獲得が主な目的。DtoCは知名度向上とサイトへの集客が課題だが、インフルエンサーのPR力とモールの集客力...



綿花相場は高値で推移 米綿中心に需給タイト感

2021/04/22

 コロナ禍で大幅に下落した綿花相場がこの1年で一転上昇し、高値圏で推移している。昨秋以降、各国で感染対策および経済対策が打ち出され、経済回復への期待感から需要が回復してきた。ニューヨーク(NY)綿花市場の期近物相場...



コロナ下の子供服市場 低価格チェーンの勢い増す

2021/04/21

 ウィズコロナの子供服市場は、低価格チェーンの寡占化がさらに進みそうだ。西松屋チェーン、しまむらの「バースデイ」は年内に自社ECの開設を計画。子供服専業企業に軍配が上がっていたネット販売に、ついに参入する。ジーユー...