【SENKEN CAMP BIZ】どうなる?どうする? これからのキャンプ

2023/11/14 06:27 更新有料会員限定


 消費の盛り上がりが落ち着き、キャンプ用品の在庫調整も長引く。こうしたなか、業界はどうあるべきか。キーパーソンに聞いた。

選ぶ楽しさ、奪わないで

キャンプ料理で話題 お笑い芸人 阿諏訪泰義さん

阿諏訪さん

 多くの趣味には「ゴール」がありますが、キャンプにはありません。唯一あるとすれば、本人が楽しんだかどうか。自然のなかで絵を描いても、たき火や料理を楽しんでも何でもいい。色々な可能性がある外遊びがキャンプだと思います。

 僕がキャンプを始めたころ(11年前)は、ソロ用の道具が少なく、テントならファミリー向けの大型のものばかり。一人用だと山岳用の軽量タイプが中心で、どれも高価でしたね。しかし、今はソロ用でも1万~2万円のものがあって選び放題。良い時代です。

 ギアの種類が増えた一方、キャンプの楽しみを奪うものが出てきているのは考えものです。そもそもキャンプは道具選びが面白いのに、モノをあれこれ選ぶ必要がない「初心者セット」などを置く店があります。あらかじめ麻ひもがほぐされている商品まであって、親切過ぎるのもいかがなものでしょうか。

 僕のブランド「ブルーモーメント」のコンセプトは、世の中にないモノを作る、です。例えば9月に発売した鉄製の「野フライパン」。フライパンは取っ手の長いものが多いですが、それだとかさばり、持ち運びしづらい。持ち手の取れるタイプもありますが、外せるゆえに無くしやすいのがデメリットです。そこで内側に折れるものを作ってみました。直営サイトで販売し、おかげさまで売れ行きは好調です。

 キャンプ人気は落ちつきつつありますが、人に誘われて連れて来られた人が離脱しているだけで、ワクワクしながら主体的にキャンプに行く人はむしろ増えているように思います。今後は、釣りのように一定のファンがいるジャンルとして定着するのではないでしょうか。商品も、少しくらい値が張ってもこだわりの強いモノなら支持されると思いますね。

ハンモック泊も多いという阿諏訪さん

うそのない製品を求む

ウェアからギアまで精通 アウトドアスタイリスト 近澤一雅さん

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事