ファッションに携わる仕事は様々。仕事への情熱を大切にしながら、向上心を持ってスキルを磨いている。企業は一翼を担っていく人材へのサポートや個性が発揮できる環境作りを行い、成長を促している。魅力を感じてもらい、ファンになってもらえるように努めている日々の思いや目標を聞いた。
「店から頼られる存在」目指す
相鉄ビルマネジメントが横浜駅西口で運営するジョイナスは、テナントとのコミュニケーションと販売支援に力を入れ、売り上げ拡大につなげている。運営事業本部運営事業一部横浜営業所チーフの鈴木理沙さんは運営管理業務を担当し、日本ショッピングセンター協会による次世代のSC経営者育成を目的としたビジネススクール「SCアカデミー」を4月3日に卒業、仕事の内容と魅力などを聞いた。
悩み事を聞くことも
――SCでの業務経験は。
SC勤務は7年目、相鉄ビルマネジメントとジョイナスは3年目です。地域貢献に果たす役割が大きいSCでの仕事に魅力を感じて、業界で働きたいと思い、別のディベロッパー企業に入社しました。相鉄線沿線に幼い頃から住んでいて、ジョイナスにも通っていたことに加え、売り上げ規模が大きい施設で働きたいと思い、相鉄ビルマネジメントに転職しました。入社以来、運営管理業務で、文化用品・雑貨店の担当を経て、現在は地下1階の主にファッション店を担当しています。
――仕事の内容は。
担当する店舗の日々の売り上げ管理と売り上げ状況などに基づく店舗の販売支援などです。店舗と面談して、お客様の動向や売れ筋などの情報を共有し、販促などの販売支援に役立てています。館の販促施策については、コンセプトの説明と内容の話し合いを月1回行っています。一部店舗とは毎月、情報交換の場を設けています。
仕事のベースは、日々の店舗への巡回とショップスタッフとのコミュニケーションです。巡回は毎日行っています。巡回しながら、タイミングを見て、店長に声を掛け、店の状況などを聞いています。業務上の悩み事を聞くこともあります。悩んでいる店に対してはテナントの本部の方を含めて適宜面談し、他の店の成功事例を共有するなど対策を話し合っています。
ジョイナスが好き
――販売支援策で成果があった事例は。
文化用品・雑貨担当の頃に、期間限定催事でどんな商品を出すべきか悩んでいるコスメ店がありました。催事の場所は駅利用者を中心に通行客が多い1階でしたので、雑貨を増やし、私自身の使用経験をもとにスキンケアを入れるなどのアドバイスをした結果、売り上げは好調でした。
――仕事で心掛けていることは。
店から問い合わせがあったら、他にどんな業務があっても最優先し、後回しにしないということです。店に何かあったら、頼ってもらえる存在になりたいと常に思っています。これがジョイナスの営業担当者に求められています。
テナントへのES(従業員満足)に関するアンケート調査の中で、「鈴木さん、ありがとう」というコメントがありました。頑張っていて良かったと思いました。日々のコミュニケーションの成果で、コミュニケーションによって人との距離が近くなることがとても楽しく、この仕事の一番の魅力です。
――一緒に働きたいと思う人物像は。
社員では、SCが好きで、人とのコミュニケーションが取れる人材。私の部下もコミュニケーションが好きで、責任感が強く、良い人材です。ショップスタッフではジョイナスが好きという人がうれしいし、実際に数多くいて、それが、仕事への責任感にもつながっています。
――将来の目標は。
運営のプロになることです。そのためにはスキルが足りないこともあるので、今後もスキルを付けるよう頑張っていきます。
■施設概要
1964年12月開業。核店舗の高島屋横浜店を除く専門店ゾーンは地下1階~地上4階で賃貸面積は3万9400平方メートル。店舗数は約350店。25年3月期売上高は667億円(前期比3.8%増)。ジョイナスなどを所管する相鉄ビルマネジメント横浜営業所の正社員は12人。
(繊研新聞本紙26年4月17日付)
