前回(10月27日)は日本のファッション市場の規模、服の価格、生活者のファッションへの支出の過去10年間の変化を見てきました。今回はファッション市場を構成する販路と、市場で売れている服の価格帯の分布について、それぞれの変化を見ていきます。
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22年の市場規模と服の価格は?
- 金額は前年比4.1%増
- 供給量は2.3%増
- 服の価格は微増
グラフ①は日本のアパレル市場の規模の金額と数量、服の平均価格の過去10年の変化を表したものです。金額ベースの規模は暖冬と増税の影響で19年、コロナ禍の影響で20年と2年連続で減少しました。直近の22年は8兆8847億円と前年比では4.1%増加しましたが、コロナ前水準には戻っていません。
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