《衣+食の個店》アンテルーム(福岡) 野菜と果物とファッション

2023/11/10 13:00 更新有料会員限定


八百屋のような雰囲気に変わったが、新たなコミュニケーションの場に

 福岡市鳥飼のセレクトショップ、アンテルーム。古川智之オーナーは「人と人のつながりを大事にしながら、地域とのコミュニティーを広げ、実店舗の存在感を高めていきたい」との思いで店舗を運営している。コロナ禍を経て、野菜や果物などの商品が多くを占めるようになったが、セレクトされたファッションも並ぶ。

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つながりを軸に

 古川オーナーは福岡の有力セレクトでバイヤーなどに携わり、14年に福岡・今泉に出店し独立。その後「カルチャーの発信や人が集まるよろずやのような店をエリアに作りたい」と17年に今の鳥飼に移転した。「服は五感に訴えるもので、商品に触れないネット販売では伝わりにくい商品を提案する」と、「スズキタカユキ」「ポータークラシック」を中心に揃えた。加えて「服だけでなく、自分の感性に合うものを揃える」と、クラフトビールやワインの角打ちを常設、オリジナルの生ハムも提供。服はもちろん、飲食目当ての客との相乗効果で、にぎわいを見せていた。

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