【記者の目】縮む国内市場で生き残るには 残存者利益より先行者利益
2023/01/23
コロナ禍でアパレル、ファッション産業は大きな痛手を受けた。約30年間にわたって個人年収が上がっていない特殊な国になっていることはあるにせよ、国内は人口減少がさらに進んで厳しさは増す。一方で中小企業であっても今は海...
繊維・ファッション業界の現場を取材する記者による解説企画。日々の取材に基づく事実と知見をもとに、そこから見えてきた課題や兆しにフォーカスし、独自の分析や提言を行います。表層的なニュースでは捉えきれない産業構造や動向を読み解き、業界の明日を考えるためのヒントや、ビジネス判断の一助になることを目指します。
2023/01/23
コロナ禍でアパレル、ファッション産業は大きな痛手を受けた。約30年間にわたって個人年収が上がっていない特殊な国になっていることはあるにせよ、国内は人口減少がさらに進んで厳しさは増す。一方で中小企業であっても今は海...
ここ数年、バッグのトレンドをけん引しているミニバッグ。アクセサリー感覚で楽に持てると人気を集め、ミニバッグに貴重品を、トートバッグにその他の必需品を入れて持ち歩く2個持ちスタイルもすっかり定着した。しかし、ミニバ...
百貨店を主販路とする服飾雑貨メーカーがオリジナルブランドの強化を推し進めている。百貨店ではアイテム集積や平場でライセンスブランドを展開し、ブランドのファンやギフト需要に強い。商戦はコロナ禍による外出自粛などで苦戦...
長年、縮小を続けている百貨店の衣料品売上高。コロナ禍が追い打ちをかけ、衣料品ブランドの大量閉店もあった。衣料品の展開面積は縮小傾向にあり、代わりに大型雑貨専門店などのテナント導入の動きも絶えない。ただ、件数は少な...
21年の新語・流行語大賞にノミネートされ、繊維・ファッション業界では今年が「元年」とも呼べるほど話題が豊富なのが、フェムテック・フェムケアの領域。繊維製品では吸水ショーツや月経カップに代表される、月経関連商品の話...
途切れることのない新型コロナウイルスの波やサプライチェーンの混乱、戦争、インフレなど刻々と変わる事業環境の中で、繊維事業を手掛ける商社は売り上げ拡大に力を入れる。コスト高や円安などで収益が圧迫され、目標とする利益...
6月27日から7月11日まで9回、本紙で複数の記者による「有力縫製トップに聞く」を連載した。国内縫製業が目指すべき未来について、全国の有力縫製工場の経営者に登場してもらい、それぞれの思いを語ってもらった。継続して...
商業施設にオープンイノベーションの取り組みが広がっている。SDGs(持続可能の開発目標)、衣料品の廃棄ロスの問題などに消費者が関心を高めているためだ。モノからコトへというばかりではない新たな機能が求められており、...
仏アパレルで、国内生産回帰の機運が高まっている。背景には物流コストの上昇、サプライチェーンの混乱といった日本とも共通する環境変化があるが、それ以上にエシカル(倫理的な)消費が強力な後押しになっている。長く着られる...
古着の人気が続いている。古着店がファッションストリートに広がり、最近はファッションビルに出るケースも見られるなど、その勢いを象徴する動きが目立つ。海外古着の輸入量は21年に過去最高を更新し、22年上期もそれを上回...