過去5年において業界は目まぐるしく変化した。ソーシャルメディアがマーケティングの動向に影響を与え、特にインフルエンサーマーケティングでは依然としてソーシャルメディアが重要な存在であり続ける。
今後マイクロインフルエンサーがブームになる。これは最も成長が著しいインフルエンサーマーケティング分野に携わる企業のCEOである私が自信を持って言えることだ。マイクロインフルエンサーブームは今後起きる。さらに大きな変化の前兆である。
では説明しよう:
従来、インフルエンサーキャンペーンは1人のインフルエンサーを主役とした。セレブリティ推奨者の最も顕著な例がKardashian一家である。
2016年、ブランドは数十人のインフルエンサーとマーケティングを行った。YoutuberのZoellaやパーソナルトレーナーKayla Itsinesがソーシャルメディアでの知名度を活かして活躍した。2017年、当社TRIBEはインフルエンサーマーケティングの成長を押し進め、100人以上のマイクロインフルエンサー(フォロワー数3000人から10万人まで)とのキャンペーンをサポートした。
2018年からはどんな変化があるのか?マイクロインフルエンサーの数が急増するだろう。
■新動向
この分野の成長に目を向けると、特徴的なパターンが存在することがわかる。インフルエンサーの「成熟化」に伴い、ブランドは人気ランキングが下のインフルエンサーとのコラボレーションを検討し始め、フォロワー数が少なめの複数のインフルエンサーをキャンペーンに起用する。
なぜなのか?フォロワーが少なければ少ないほど、インフルエンサーの影響力は強いのだ。マイクロインフルエンサーはセレブリティと比べてフォロワーのエンゲージメント率が高い。そして今、この激しい変化に対応できる最先端テクノロジーが登場し、大規模なインフルエンサーマーケティングキャンペーンが可能になった。つまり、以前よりコストも時間もかけず、より多くのインフルエンサーと共にキャンペーンを行えるのだ。
その結果、ブランドはソーシャルメディアでのインフルエンサーの人気を重視しなくなった。最先端テクノロジーにより、ブランドは何百人ものマイクロインフルエンサーを通して何百万人ものオーディエンスにリーチできる。このプロセスは比較的時間もかからず、1人のセレブリティとのキャンペーンにかかるコストと同じか、それより安い場合もある。
■将来の機会
以前よりも簡単にキャンペーンを実施してエンゲージメントを得ることが可能になり、マーケターはブランドを象徴するイメージに重きを置くようになった。コンテンツ制作におけるプロとアマチュアの境目が曖昧になる今、これはインフルエンサーマーケティングの最重要点である。
スマートフォンが進化し、誰でもクリエイティブなイメージを作れるようになった。Instagramをチェックすればわかるように、友達や家族がレベルの高い写真を投稿している。このような動きは非常に興味深い。今、3つの大きなトレンドが一点に集まろうとしているからだ。
まず、誰でもソーシャルメディアを通して何百から何千人もの人々に影響を与えることが可能だ。ブランドはより広い視野でクリエイティビティと流通チャネルを追求し、一眼レフカメラや編集ソフトと同じくらい高性能なスマートフォンが台頭する。
今後5年にかけて、広告業界は未知の領域を切り開くだろう。ブランドはインフルエンサーマーケティングブームをどのように活用していくべきか?
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