《テキスタイル製造卸トップに聞く》宇仁繊維社長　宇仁麻美子氏　人と人とのつながりを重視

宇仁麻美子氏

既存取引先の深掘り

　――これまでの状況は。

　9～11月は好調でしたが、12月以降は停滞気味でした。ただ、晩夏や初秋の立ち上がりで売り上げを積み重ねられたので7カ月間の累計で見ると前年同期比で4.5％伸びています。国内はあまり元気がないのですが、手探りの状況の中でも既存の取引先の深掘りなど細かく丁寧にビジネスを積み重ねています。

　力を入れてきたメンズ用途とユニフォーム用途も芽が出てきました。メンズは徐々に売上高が伸び、ユニフォームは時間がかかったのですが下期にいくつか案件が入っています。レディスとはまた違ったアプローチになるので、創業当時と同じような、不透明な状況です。新たな取り組みが会社にいい影響を与えるのは当然ですが、既存の取引先にとっても刺激になる。今後ますます期待できますね。

付加価値のある国産品

　――好調なテキスタイルは。