繊維企業が連携を力に資源循環を加速 アパレル+自治体、商業施設、産地などと

2023/08/01 08:00 更新有料会員限定


 繊維企業が資源循環の流れをアパレル業界で加速させようと力を入れている。仕組みを作る上でポイントになるのはパートナーシップだ。再生の技術が優れていようと、入り口(回収)と出口(販売)がなければ成り立たない。各社は取引企業や自治体などとの連携を強め、循環型経済圏の確立とスケールアップを目指す。

(小堀真嗣)

無理ない仕組みを

 SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた機運が高まるにつれ、アパレル業界では素材メーカーや商社が構築してきた資源循環の仕組みが注目されている。例えば紡績企業は、裁断くずや残糸、C反などを反毛、開繊して再び糸や生地にする技術を訴求。クラボウの「ループラス」やシキボウグループの新内外綿による「彩生」などの引き合いが急速に増えている。

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