《トップに聞く》宝島染工社長 大籠千春氏 天然染色を身近なものに

2024/05/16 12:30 更新有料会員限定


大籠千春氏

 伝統的な手仕事による天然染色を軸とした染工場として設立し、OEM(相手先ブランドによる生産)と自社ブランドで、製品の染色加工を担っている。色が揺らぎやすく手のかかる天然染色は、一点物の「作品」と捉えられてきた。大籠千春社長は伝統の染色技法を生かしつつ、安定した品質と量産に耐える体制を整えることで、天然染色を「商品」として流通させ、その魅力を伝える。

(森田桃子)

【関連記事】《新天地で根づきゆく種》宝島染工 手染めの世界で個性を「宝」に

 01年に設立以降、天然染色を使った、ここにしかできない提案にこだわり、OEMを広げてきました。今ではオリジナルブランドも手掛け、全国20店以上に卸しています。藍だけではなく、蘇芳(すおう)や墨、泥などを原料に、絞り、型、板の技法を使い、アパレル製品を中心に染色しています。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事