5月に入り少しずつ店舗の営業が再開しつつあるものの、4月は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休業や時短営業が相次いだ。普段、店頭に立つ販売員は在宅での仕事を余儀なくされた。店で働くメンバーをまとめていた店長は、そんな時、どんな仕事をしていたのだろうか。今回は店長や複数の店舗を統括するリーダーに、在宅勤務時の工夫や力を入れて取り組んだことを聞いた。
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◇インスタライブを企画 ゴール決め迅速に実行
「イッカ」「LBC」イオンモール札幌平岡店 伊藤久美子さん
00年に入社し、06年に店長に昇格した。11年から現在の店に勤めている。4月18日から当面の休業に入った。在宅中の時間を活用し、同僚とともにインスタグラムでのライブ配信を企画・提案し、実行に移した。8人いるスタッフとの連絡もこまめに取るように気をつけている。
休業によって「お客様とコミュニケーションがとれなくなるなか、自分に何ができるのか」という考えから、インスタライブを行おうと思い立った。エリアマネージャーに相談した上で、社長に直々に意見を伝えることができる〝目安箱〟のようなものに提案した。許可が降りてからは、マニュアルやシナリオ作り、関係者への連絡に奔走した。