気分はフレンチカルチャー!(宇佐美浩子)

2019/10/18 06:00 更新


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「マリー・アントワネット、イメージのメタモルフォーゼ」展ポスター© CMN

こちらの画像は説明するまでもなく、日本でも有名なフランスの王妃!

といえば、マリー・アントワネット。

彼女がヒロインとなる展覧会「マリー・アントワネット、イメージのメタモルフォーゼ」のポスターです。

この春、この展覧会を主催する国立モニュメントセンターのコマーシャル開発担当、エマニュエル・パルディニさんが来日された折、その興味深い内容を耳にし、ワクワクしたことが思い出されますが、遂にその開催の時がやってきたのです。

宇佐美浩子の過去のレポートはこちらから

ところは世界文化遺産に登録されているパリ、セーヌ河岸の一角にたたずむゴシック様式の建物「コンシェルジュリー」。 

こちらを会場に、今月16日からスタートしたばかり!

≫≫https://jp.france.fr/ja/happening-now-in-france/exposition-marie-antoinette-metamorphoses-d%27une-image-a-la-conciergerie-a

ちなみにこの日は、特別な意味があるのをご存じですか?

正解は…

38歳で生涯の幕を閉じたマリー・アントワネットが最後に過ごしたのがここ「死刑囚の牢」のある建物で、ここから最後の瞬間を迎えることとなったコンコルド広場へと向かった日が、1793年10月16日だったというわけなんです。

マリー・アントワネットが断頭台に上る際に履いていた靴、カン美術館」© Patricia Touzard

そんな情報を頭の隅に入れつつ展覧会を鑑賞すると、きっとまた新たな視点で彼女のイメージを形成できるのではないかな、と思ったりもしています。

そこで、気になる展覧会について、簡単情報共有を下記に;

↓ ↓

まず基本となる、歴史や政治といったハードな側面からのアプローチ。そしてファッションやシネマ、ポップアートなどのソフトなジャンルへと向かう、実に多岐にわたる構成が魅力のひとつでもあります。

中でもソフィア・コッポラ監督のポップでモードな話題作「マリー・アントワネット」を筆頭に、シャネルやディオールほか有名メゾンやデザイナーのイメージソースとして、また池田理代子のマンガ「ベルばら」をはじめとする広義でのアートなど、時代を超越して注目を集める稀有な存在。それこそが彼女の個性ではないかと。

ともあれ、鑑賞者一人一人のイメージの世界に「マリー・アントワネット」像が創造されていくに違いありません。

なお会期は、来年1月26日まで。次回の旅先候補地に加えてみては?

Coat-dress, Passage 43, Spring Summer 2005  John  Galliano, Dior 」©Laziz Hamani 


さて、いきなりパリで開催中の展覧会の話題からスタートした「CINEMATIC JOURNEY」。今回は「気分はフレンチカルチャー!」がテーマ。

というわけで早速、シェアしたい新作、というか名作がより美しく蘇った作品は『去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版』。

「シャネル・スタイルの集大成」とも称される本作。

なぜならヒロインを演じるデルフィーヌ・セイリグが劇中でまとうリトル ブラック ドレスやパールのジュエリー、バイカラーのパンプス…といった衣装の数々が、実はあのココ・シャネルが自らオリジナルデザインしたというのです!!!

そんなモダンでシックなスタイルが話題となり、「ドレス・ア・ラ・マリエンバート」と呼ばれ、ヒロインのキュートなショートヘアと共に、ブームとなったのだと言います。

もちろん他にもジャンヌ・モロー(『危険な関係』)やキャサリン・ヘプバーン(ミュージカル『ココ』)など著名な女優たちの衣装をはじめ、名監督の作品も多々手掛けてきた彼女ですが、中でも本作はかなり好評だった様子。その一例として挙げるなら…

かのブリジット・バルドーに至っては、本作に登場したドレスと同一のデザインを、シャネル宅を初訪問し、直々にオーダーメイドを依頼したという逸話まであるほどですから。(本作PR関連のスタッフ談)

そんないわくつきの本作が、公開から半世紀以上も経過し、このほどシャネルの全面サポートにより4K最高精細でのデジタル完全修復版がお目見えとなります!

❝誰も観たことがない、未来からやってきた映画を作る❞(プレス資料より)

という熱き情熱を携え、1960年に完成した本作は、前述のマリー・アントワネットの生涯と同じ、当時38歳の2人、一人はヌーヴェル・ヴァーグの先駆者として注目を集めていた監督アラン・レネ、もう一人は新進気鋭のヌーヴォー・ロマンの中心的存在にあった小説家アラン・ロブ=グリエ、Wアランが意気投合し、誕生した「語り(言葉)」に込められた思いの深さが、「so French」な余韻に浸るラブストーリー。

❝その愛の真実はいかに?❞

『去年マリエンバートで 4Kデジタル・リマスター版』

10月25日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

©1960 STUDIOCANAL - Argos Films - Cineriz


≪P.S.≫

「夢か信か?」そんな気分に浸ったヒロインたちが印象的なフレンチカルチャーの話題をシェアする中、参考までに「夢」と言えば「眠り」!そんな連想ゲーム的発想のトピックを一つ。


なぜなら昨今のキーワードの一つである「睡眠障害」という眠りにまつわる悩み。

その解消に向け、さまざまな研究開発が進む中、今春、パラマウントベッドが新たに設立した新ブランド「Active Sleep」は、各自に適した良質な睡眠へのアプローチが主目的だというから。

そして、その一環として誕生したのが日本初「眠りの自動運転」という、心地よい入眠から目覚めまでをサポートしてくれる「Active Sleep BED」。

一方、眠りを想起するネーミングのホテル「レム」は、やはり「眠りをデザインするホテル」だそうで、レインシャワーやマッサージチェア、眠りの質をアップするオリジナルベッドなどが完備されているとか。

そこで現在、「レム東京京橋」のユニバーサルルーム1日1室限定で、Active Sleep Bed(画像上中のbed)を体験する眠りにまつわる「夢」のコラボが実現し、密かに注目されていることを知り、早速体験してみた。

その結果は、眠りの質をデータ分析してくれ、改善策などのアドバイスつきで数日後に送信くださる。下記に、そのデータの一部を参考までに…


ちなみに、Active Sleepというプロジェクトの未来には、夢と眠りの互換性も解明されそうだ。

寝ても覚めても「夢」にはどこか、その響きからして、ロマンを秘めていると思いませんか?

宇佐美浩子の過去のレポートはこちらから

うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中

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