ウェアプリントで広がるDTF 素材を問わず色柄鮮明な仕上がり

2023/05/30 06:30 更新有料会員限定


フィルム上に反転した柄をプリントし、白インク、バインダーを重ねる

 Tシャツなどウェアプリントの分野で新しい方式のDTF(ダイレクト・トゥ・フィルム)プリントが広がっている。綿やポリエステルといった素材を問わず、前処理なしで手軽に加工でき、色柄も鮮明なのが特徴だ。当初は海外製プリンターやインクによる不安定さもあったが、これらの改良や日本メーカーの参入で安定感が増し、豪米欧からも引き合いが出始めた。

(中村恵生)

用途ですみ分け

 Tシャツやパーカ、トートバッグなどの製品に対するプリントはテキスタイルと同様、型(スクリーン)を使ったアナログ方式が主流だったが、より人手がかからず、生産ロットの制約も取り払えるデジタル方式にシフトしつつある。そこで広がったのが、インクジェット方式で直接ウェアにプリントするDTG(ダイレクト・トゥ・ガーメント)プリンターだ。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事