編み物ブームが続いている。24年夏ごろから兆しが見えはじめ、12月から本格化した。若い世代がブームをけん引しており、購入する製品や時期にも変化が生まれている。
(森田桃子)
ブームの特徴は、編み物未経験の若い世代が参入している点だ。4月に開催された日本ホビーショーで複数の業界関係者に聞いたところ、火付け役とされるのは韓国発アイドルグループ「ルセラフィム」の宮脇咲良さん。SNSで自らが編んだ作品を発信し、それを見たZ世代を中心にブームが広がったという。実際、「手芸店に行っても10~30代が飛躍的に増えている。拡散力がすごい」との声は多い。従来のように編み図を見るのではなく、「ティックトックやユーチューブなどの動画だけ見て編んでしまう」層が一気に市場を活性化した。
昨年比4割増も
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!
単体プランなら当月購読料無料でWでお得!