東レ、「戦略的プライシング」進展 営業の自助を見える化

2025/05/08 06:25 更新会員限定NEW!


 東レが進めている価値に見合う対価への製品価格引き上げを目指す「戦略的プライシング」の取り組みが、成果を上げている。販売価格値上げに加え、「営業の自助努力を見える化したことで、モチベーションが向上、生産、研究、開発などとの一体感も醸成されてきた」(首藤和彦代表取締役副社長執行役員営業全般担当)としている。

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 3カ年の中期経営課題「プロジェクトAP-G2025」は、25年度が最終年。2年目の24年度(25年3月期)は「市場環境の厳しさが続き、計画比100%とは言えないが、成長軌道にはある」と振り返る。収益性の改善も着実に進んでいると評価する。

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