大阪釦服飾手芸卸協同組合が解散 「OSAKA手づくりフェア」も終了

2025/07/03 06:26 更新NEW!


 大阪釦服飾手芸卸協同組合がこのほど解散した。同組合によると「ここ数年、資材や人件費、設備投資などのコスト高騰によって、組合運営自体が大変厳しい状態」だったとし、「諸事情を鑑み、解散することとなった」という。41年間運営を続けてきた「OSAKA手づくりフェア」も終了となる。

 組合は大阪府下を中心とする釦(ぼたん)、服飾付属品、縫製手芸材料の卸売りを主力とする事業者で構成し、1947年に創立された。組合員は有力卸を中心に24年10月1日時点で36社。このほか、材料を供給するメーカーで構成する賛助会員は43社だった。

 OSAKA手づくりフェアを通じた手づくり普及事業は主な活動だった。毎年9月に開催し、24年は2日間合わせて約3万人が来場したという。今年は4月12日に同イベントのホームページ上で「中止のお知らせ」を発表。「運営組織の継続性など、様々な問題を抱えており、25年度の開催は難しいとの判断」「26年度以降の開催に関しても現在は目途が立っていない」と説明していた。



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