《トップに聞く》黒沼染工場社長 黒沼公雄氏 ニーズに合わせ一貫生産体制へ

2024/02/16 10:59 更新有料会員限定


黒沼公雄氏

 和装小物の染色、販売から始まった黒沼染工場は、プリント加工を広げたほか縫製、仕上げまで一貫生産できる体制を整えた。小ロット短納期が支持され、ライブやコンサートの物販対応が増えているという。

(小坂麻里子)

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 当社は祖父が大正5年に創業し、のれん、手拭い、風呂敷など和装小物の染色から販売までを担っていました。昭和30年代に風呂敷から紙袋へ世の中のニーズが変化し、東京五輪を機に昭和40年代はトレーナー、カットソー製品が増えたため、原反を染色するようになりました。時代のニーズに合わせる形でOEM(相手先ブランドによる生産)の受注を始め、一貫生産体制を構築しました。シルクスクリーンプリントやインクジェットプリントも導入しました。

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