接客マスターきみ兄の「気持ちよいあいさつって何?」2

2017/07/30 04:45 更新


皆さん、こんにちはきみ兄です。

前回のコラムで「買い物したい場所」になっているかの確認についてお話いたしました。

皆さん自分のお店を確認して頂けましたか?

目標を立てる前にまずは現状把握をする事が大事です。

【振り返り】接客マスターきみ兄の「そこは、買い物したい場所ですか?」


今回は「気持ちよいあいさつ」についてお話しします。

例えばセール時の店頭は二つの局面があります。

一つ目は「繁忙期」、セールがスタートした初期段階の動員が多く活気のある時期です。二つ目は「閑散期」、セールが終盤に差し掛かり商品が少なくなり動員も少ない時期です。この時期はスタッフの気が緩む時期ではないでしょうか?


「繁忙期」は元気で活気のあふれたあいさつが出来ているけれど、「閑散期」は接客以外の業務に気が向いておざなりなあいさつになっていませんか?

私は閑散期にゆっくりとじっくりと買物出来るのでお宝探しに行きます。この時期だからこそゆっくり「買い物」出来るのですが、あいさつをしてもらえず残念な気持ちで店を後にすることがよくあります。


セール終盤は混雑も減ってゆっくり見て回れるチャンス。なのに良い印象を受けずに店を去ることが・・・

第一印象はスタッフの笑顔のあいさつで決まる!

「こんにちは」「いらっしゃいませ」というあいさつ。普段はあたりまえの様に言っている言葉だとおもいますが、なぜあいさつするの?とみなさんは考えた事はありますか?

店舗リサーチをすると、あいさつしないお店があまりにも多くあり驚きます。もちろん「いらっしゃいませ」と言っているお店がほとんどなのですが、誰に言っているのか分からないお店が大半なのです。買い物する以前にお店の印象付けにもならず、気持ちよく買物する環境を壊していませんか?


商品、内装、外観が良いのに、もったいない!!あいさつ一つで買い物環境を壊しているかも・・・

笑顔でアイコンタクトしてあいさつをするだけでお客様の印象は好印象になるはずです。

友達が家に遊びに来てくれた時の様に「ようこそ」の気持ちをこめてあいさつしてみませんか?

このあいさつをきちんとする習慣がつけば、

  • 好感度up
  • 入店客数up
  • 店舗の活気up
  • お客様に声をかけられる機会up

つまりは売上upに繋がるのです。


良い挨拶は「up」の連鎖を生み出す

好感度接客を目指し、ファンを作るために、接客の基本中の基本、お迎えのあいさつを見直してみませんか?

もっと接客する機会が増えて仕事も楽しくなるはずです。


《きみ兄に質問・相談したい!》
sapli-editor@senken.co.jpへ件名『きみにい』でメール送付


【関連】接客マスターきみ兄の「みんな接客楽しんでる?」-イントロ

    接客マスターきみ兄の「そこは買い物したい場所?」1


■きみ兄の自己紹介■
ファッションリテールコンサルタントとは何をする仕事かよく質問されます。簡単に説明すると、洋服屋さん(ショップ)の売上向上のための作戦を考えて、それを店頭にて実践することをサポートする仕事です。
具体的にはショップのMD(商品戦略)を立案、ショップのサービス目標を立てサービススタンダード(行動基準)を作成、サービススタンダードに基づく店長や販売スタッフの研修を行っております。
つまりは、お客様が店頭でお買物を楽しんでくださる「コト」を作るサポートが仕事です。
どうすればお客様が入店したくなるか?どうすればコーディネートでお買い上げ頂けるか?お客様に再来店(リピート)して頂けるお店になるには何が必要か?などお客様の購買心理に基づき行動をするチームづくりのお手伝いをしています。




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