日本と中国の違い15のポイント②(田中宏高)

2017/03/13 11:54 更新


Medium %e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%8901

こんにちは。合同会社T&Lコミュニケーションズの田中宏高です。前回から始まった、日本と中国の違いについて、引き続きお話させていただきます。その2回目は「平均」についてです。



いきなりですが、上海の平均月収は、8800元くらいです。日本円だと15万円くらいです。

その上海でマンションを買おうと思うと、1平米4万元以上が普通です。100平米のマンションを買うと400万元、日本円だと7000万円くらいします。日本人が「このマンションいいなー」と思う物件は、1億円をはるかに超えています。

金利とか頭金とか抜きにすると、マンションが450か月分の給料ということになります。なので、平均月収ではとてもマンションが買えない、ということになります。

 このコラムの第2回で触れていますが、「中国は差が大きい」です。

日本の場合、最近は少し変わってきていますが、「一億総中流」と言われていて、中流の人がほとんどなため、平均あたりの人の割合が高く、平均値から様々な事象を分析するのが普通です。

中国の場合は、差が大きい、つまり、「格差社会」です。平均あたりの人の割合が低く、平均値では辻褄が合わないことがたくさんあります。

 


 

だから、日本では「平均=判断材料」なのが、中国では「平均=参考材料」くらいにすべきです。そこでポイントとなるのが、「中国では何を判断材料にするのか?」ということです。

①人 相対的に正しい情報を持っている人。数ではなく質

②知識 自分自身が客観的に判断できる知識をもつ

③考え方 論理的に考える力。国が違っても原理原則は変わらない

④五感 最後は自分の感覚を信じる 

中国の場合、判断材料が乏しい上に変化が速いので、判断に個人差がでる上に、正しい判断は難しいくなります。だからこそ、担当者や頼む相手を間違えると結果が出ません。

 また、日本も「総中流社会」から「格差社会」に移行しています。中国と同じことが言えるかもしれません。

日本でも自分の五感を磨かなくてはいけない時代になっていて、「平均」「データ」を頼りにしている時代ではなくなっているのかもしれませんね。




田中宏高 たなかひろたか 合同会社T&Lコミュニケーションズ代表社員。72年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、アパレル商社に在籍。退社後、単身中国にわたり、ローカルの縫製工場で勤務。その後、上海にて百貨店の立ち上げプロジェクトに参画。同時に、販売現場の運営管理を経験。その後、独立。日中のファッションビジネスの経験を生かして、コンサルティングのみならず、中国進出日系企業支援、OEM生産、イベント開催、関連サイト・アプリケーションの立ち上げなど多岐にわたって活動中。著書「ビジネスで中国人に負けない本」(アスペクト社)

関連キーワードレポートプラス


Bnr counter agreement
Bnr denshiban

この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事

Btn gotop