【ソウル=中村恵生】第14回アジア化繊産業会議(アジア化繊産業連盟=ACFIF)が5月23、24日に韓国・ソウルで開かれた。対面ではコロナ禍前の第12回以来5年ぶり。サステイナビリティーを主要テーマに報告・討議を行い、会議の最後に「循環型への最終的な道筋は〝繊維to繊維〟リサイクルを実現すること」などとする共同声明を採択した。
循環経済実現へ
「アジア化繊産業の持続的な成長のための協力」を今回のテーマに掲げた。各国・地域からの九つの特別報告でリサイクル繊維、バイオベース合繊など自国・地域のサステイナビリティーの取り組みが報告された。特に使用済み衣料などを再生する〝繊維to繊維〟リサイクル実現の重要性について認識が一致。実用化に向けた課題克服へ、さらなる情報交換の強化を求める声が複数寄せられた。
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